【s25ダブル 最終9位】ムゲン御三家

1. はじめに

こんにちは!コウです。

今回はランクバトルシーズン25で使用したムゲンダイナとキョダイマックスカメックスを軸とした構築を紹介します。

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2. コンセプトと戦略

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本構築のコンセプトは、

相手に応じて3つの戦略を使い分ける

です。

そしてその3つの戦略とは、

①基本的に交換をせずに攻撃技で押していく対面選出

②ムゲンダイナで圧力をかけつつサイクルを回し、有利対面を作ってダイマックスを切る攻撃的サイクル

③相手の攻撃をガオガエンやラッキー、ダイマックスの耐久上昇を使って凌ぎつつ、切り返していくカウンター狙い

相手によって戦略を使い分けるというコンセプトにした理由は、このルールでは圧倒的な力をもつ伝説ポケモンが複数おり、1つの戦略だけで様々な伝説ポケモンを対策するのは非常に難しいからです。例えば壁+チョッキカイオーガダイマサンダーを攻撃的に崩していくのは難しい一方、黒馬バドレックス+ダイマボルトロスに対して受けに回るのは厳しいです。3つの戦略をどのように使い分けるのか、主要な伝説ポケモンに対する戦い方を紹介していきます。

 

<対ザシアンf:id:crobat:20210903172014p:plain

戦略:②攻撃的サイクル(基本)、①対面選出(対ダイマボルトロス

序盤はムゲンダイナf:id:crobat:20220105180629p:plainを中心に相手のHPを削ることを最優先に行動し、できるだけ早くカメックスf:id:crobat:20220106160104p:plainのキョダイホウゲキが有効に通る状況を作ってダイマックスします。

キョダイホウゲキが通る条件は、

1. ダイマックスレジエレキなどの一撃でカメックスを倒せるポケモンが対面にいない

2. トリトドンがいない(or繰り出されてもグラススライダーで倒せる)

3. 対面がカメックスに強いポケモン+水タイプの組み合わせではない

です。この条件はザシアン軸のみならず、全ての相手に対して当てはまります。

味方のポケモンが多く残っているうちにキョダイホウゲキが通れば、ムゲンダイナf:id:crobat:20220105180629p:plain・ゴリランダーf:id:crobat:20210903172138p:plain・エースバーンf:id:crobat:20201205203221p:plainという強力なスイーパーと、猫だましで相手を止めて砲撃ダメージを蓄積できるガオガエンf:id:crobat:20210903172223p:plainがいるのでかなり勝ちやすいです。

*なかなかキョダイホウゲキが通る状況を作れそうにない場合は、ガオガエンダイマックスを通すプランで戦います。また、ダイマボルトロスに対しては序盤ガオガエンを展開できないので、カメックス(エースバーン)をダイマックスさせて対面的に戦います。

選出1 基本

先発:f:id:crobat:20220105180629p:plain+α(ラッキー以外)

後発:f:id:crobat:20210903172138p:plainf:id:crobat:20210903172223p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plainf:id:crobat:20201205203221p:plainから2体

選出2 ダイマボルトロス

先発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plainf:id:crobat:20201205203221p:plain

後発:f:id:crobat:20210903172138p:plainf:id:crobat:20210903172223p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plainf:id:crobat:20201205203221p:plainから2体

*ドラパルト入りに対しては特殊な選出をすることがあります。

 

<対カイオーガf:id:crobat:20210903172432p:plain

戦略:③カウンター

カイオーガ軸は大きく2つに分けられます。

1. エルフーントルネロスのおいかぜ、レジエレキやエースバーンといった高速アタッカーを採用したビートダウン系の構築

2. オーロンゲ・ポリゴン2などのデバフ・素早さ操作要員、サンダー・メタグロスフシギバナなどの安定感のあるアタッカーを採用したバランス型の構築

どちらに対しても序盤はムゲンダイナf:id:crobat:20220105180629p:plainで圧力をかけつつ、カイオーガなどの特殊攻撃はラッキーf:id:crobat:20220105190251p:plainで受け止めてうたうで切り返します。ビートダウン系に対してはカメックスf:id:crobat:20220106160104p:plain、バランス型に対してはキョダイホウゲキが通る条件を満たしにくいのでエースバーンf:id:crobat:20201205203435p:plainダイマックスすることが多く、カイオーガはゴリランダーf:id:crobat:20210903172138p:plainで倒すことを意識して立ち回ります。

*戦略はカウンターとしていますが、相手がサポート+アタッカーなどの場合は序盤から積極的に攻めます。ラッキーを使ったカウンター戦略をとるのは、カイオーガダイマエースの並びを上手く展開されたときにムゲンダイナ、ゴリランダー、ダイマエースでは不利な択勝負になるからです。

選出1 対ビートダウン系

先発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20210903172138p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plainf:id:crobat:20220105190251p:plain

後発:f:id:crobat:20210903172138p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plainf:id:crobat:20220105190251p:plainから2体

選出2 対バランス型

先発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20210903172138p:plainf:id:crobat:20220105190251p:plain

後発:f:id:crobat:20201205203221p:plainf:id:crobat:20220105190251p:plainf:id:crobat:20210903172138p:plain

 

<対黒馬バドレックスf:id:crobat:20210903172053p:plain

戦略:①対面選出ボルトロス入り)、③カウンターボルトロスなし)

カメックスf:id:crobat:20220106160104p:plainのキョダイホウゲキとゴリランダーf:id:crobat:20210903172138p:plainのグラススライダーの通りがかなり良いので、序盤キョダイホウゲキで相手を削って、相手のダイマックスが終わった後にグラススライダーでスイープしていきます。ボルトロス入りに対しては襷エースバーンf:id:crobat:20201205203221p:plainで序盤を戦い、ボルトロスがいなければ先発のゴリランダーを初手でガオガエンf:id:crobat:20210903172223p:plainに交換して相手の攻撃を受けながらキョダイホウゲキで切り返します。

*脱出ボタンを持っていそうなエルフーンが先発してきた場合を除き、初手ダイマします。

選出1 ボルトロス入り

先発:f:id:crobat:20201205203221p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plain

後発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20210903172138p:plain

選出2 ボルトロスなし

先発:f:id:crobat:20210903172138p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plain

後発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20210903172223p:plain

 

<対白馬バドレックスf:id:crobat:20220106164548p:plain

戦略:②攻撃的サイクル(非トリル下)、③カウンター(トリル下)

トリックルームが展開されていない状況では、ガオガエンf:id:crobat:20210903172223p:plainを使ってサイクルを回しながら、ムゲンダイナf:id:crobat:20220105180629p:plain、エースバーンf:id:crobat:20201205203221p:plainカメックスf:id:crobat:20220105185634p:plainで相手を削っていきます。トリックルームが展開されたら、まもるやダイマックスの耐久上昇によって相手の攻撃をとにかく凌ぎにいきます。トリックルームが切れたところで一気に決めにいけるように残すポケモンを考え、カウンターを狙います。

トリックルーム展開のとき、ダイマターンや砲撃ターンが足りなくなるため、初手ダイマはしません(先発レジエレキ+ウーラオスの場合を除く)

選出

先発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plain

後発:f:id:crobat:20201205203221p:plainf:id:crobat:20210903172223p:plain

 

<対グラードンf:id:crobat:20210903172449p:plain

戦略:②攻撃的サイクル(基本)、①対面選出(対ダイマボルトロス)、③カウンター(トリル下)

戦略②と③に関してはゴリランダーやラッキーを選出することがあるということ以外、対白馬バドレックスとほぼ同じです。戦略①も対ザシアン(ダイマボルトロス)のときとほぼ同じです。

選出1 基本

先発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20210903172223p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plain

後発:f:id:crobat:20220105185634p:plainf:id:crobat:20210903172223p:plain)+α

選出2 ダイマボルトロス

先発:f:id:crobat:20220105180629p:plainf:id:crobat:20201205203221p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plain

後発:f:id:crobat:20210903172138p:plainf:id:crobat:20210903172223p:plainf:id:crobat:20220105185634p:plainf:id:crobat:20201205203221p:plainから2体

 

3. 各ポケモンの役割と採用理由

カメックス

 

カメックス@いのちのたま(げきりゅう・ひかえめ)

186(252)-×( )-120( )-150(252)-126(4)-98( )

しおふき/ふぶき/ハイドロカノン/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

役割

ダイマックスエースとして相手に大きなダメージを与える

採用理由

4ターンの間ターン終了後に最大HPの1/6のダメージを与えられるという追加効果をもつキョダイマックス技「キョダイホウゲキ」が非常に強いため採用しました。この技は追加効果だけで4ターンの間に相手のHPを最大133%(1/6×2×4)削ることができる*1ため、伝説戦でも十分なパワーがあり、襷やまもる、みがわりなどのダイマックスターンを枯らす要素に対して強いです。ほぼ同じ効果の技を使えるフシギバナリザードン、セキタンザンを差し置いてカメックスを選んだ理由は、相性が良く一般的に対策されていない伝説ポケモン(ムゲンダイナ)が見つかったからです。

備考

・持ち物はキョダイホウゲキ・ダイアイスの威力を上げる命の珠。神秘の雫では火力不足。

・最大威力のキョダイホウゲキとダイアイスを使うため、しおふき(ハイドロカノン)とふぶきを採用

・しおふきはダイマックスせずに攻撃するときに最も火力の高い技(範囲技のためHP満タンで威力225、半分でも112)

ハイドロカノンダイマックスが終わった後、削れたカメックスが使うときに最も火力の高い技(げきりゅうが発動していると威力225の単体技)で、実質4ターン目のダイマックス技

 

ムゲンダイナ

 

ムゲンダイナ@りゅうのキバ(プレッシャー・おくびょう)

216(4)-×( )-115( )-197(252)-115( )-200(252)

ダイマックスほう/ヘドロばくだんかえんほうしゃ/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

役割

先発で相手を削り、ダメージレースを有利に進める

ダイマックス砲によって相手のダイマックスを牽制する

・後発または一度引っ込めた場合にはスイーパーとして相手を倒しきる

採用理由

素早さ・火力・耐久すべてがトップクラスであり、ほとんどの一般ポケモンに対面有利を取れて、先発性能が非常に高いため採用しました。カメックスが苦手なレジエレキ(使用率2位)・ボルトロス(同9位)・サンダー(同19位)・カイオーガ(同10位)といった電気・水タイプに対して、耐性とメイン技の火力でザシアンよりも有利なことが決め手です。

備考

・りゅうのキバを持たせることでチョッキランドロス(使用率3位)・ウーラオス(同7・17位)・チョッキボルトロス(同9位)などへの確定数が変わる

・最速なのは意地っ張りザシアン、エースバーン、レイスポス(同速)意識。性格控えめだとダイマックス砲でh4ウーラオスが確定で倒せる(臆病だと68.8%)が、使用感として最速だから勝てる対戦のほうが多いと感じた

 

ゴリランダー

 

ゴリランダー@きせきのタネ(グラスメイカー・いじっぱり)

200(196)-187(196)-114(28)-×( )-91(4)-116(84)

グラススライダー/ねこだましウッドハンマー/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

役割

・削れたポケモンを先制技グラススライダーで倒すスイーパー

カイオーガ、バドレックス対策

ウッドハンマーによって相手を削る

ねこだましによって味方をサポート+ターン稼ぎ

採用理由

ムゲンダイナやカメックスは相手を削ることに長けているため、その削った相手を先制技で倒せるスイーパーとして採用しました。キョダイホウゲキの定数ダメージが入らない水タイプや、ムゲンダイナが特に苦手とする黒馬バドレックスに大ダメージを与えられる点が決め手です。

備考

・きせきのタネはスイーパーや削り要員としてグラススライダーで倒せる範囲、ウッドハンマーの負荷を上げるため

・物理耐久はa231ザシアンのきょじゅうざんを93.7%耐え。素早さは大体のカメックスラプラスが抜けるようなライン

 

ガオガエン

 

ガオガエンとつげきチョッキ(いかく・いじっぱり)

201(244)-176(196)-115(36)-×( )-111(4)-84(28)

フレアドライブインファイト/とんぼがえり/ねこだまし

ぽけっとふぁんくしょん!

役割

・威嚇や突撃チョッキを含めた高耐久と耐性で相手の攻撃を受けて、後攻とんぼがえりでアタッカーを着地させるクッション要員

・威嚇やねこだましによる味方のサポート

・高威力の炎技を使えるサブアタッカー

採用理由

相手に対応して戦略を使い分けるというコンセプト実現のため、攻撃的サイクルの展開や受けからのカウンターに必要なクッション要員として採用しました。ムゲンダイナ・カメックス・ゴリランダーと耐性・攻撃面ともにタイプ相性が良いことが決め手です。

備考

・火力と特殊耐久を両立するため持ち物は突撃チョッキ

インファイトガオガエンポリゴン2意識。黒馬バドレックスをガオガエンで削ることはあまり考えていないので悪技は不要

・物理耐久は威嚇込み陽気ザシアンのインファイトを87.5%耐え(ゴリランダーと異なり陽気意識なのは、ムゲンダイナが意地っ張りザシアンより速いため、交換読みでインファイトは打てないと判断)

 

ラッキー

 

ラッキー@しんかのきせき(しぜんかいふく・ずぶとい)

326(4)-×( )-62(252)-×( )-157(252)-70( )

ちきゅうなげ/タマゴうみ/サイドチェンジ/うたう

ぽけっとふぁんくしょん!

役割

圧倒的な特殊耐久とタマゴうみで特殊攻撃を受けきる

うたうで相手を眠らせることで味方をサポート

カイオーガ軸対策

エルフーン+ドラゴン伝説対策

採用理由

壁や突撃チョッキなどを駆使した耐久力の高いカイオーガ軸に対しては、無理やり攻めるよりも受けに回る選択肢を用意した方が良いと考え、カイオーガ+特殊ダイマエースの受けとして採用しました。構築全体で厳しいエルフーン+ドラゴン伝説の対策にもなる圧倒的な特殊耐久と、うたうによる切り返し性能の高さが決め手です。

備考

・HB特化の方が総合耐久指数は高いが、今回は特殊受けが役割で特にカイオーガからの被ダメージが変わるのでBD振り

 

エースバーン

 

エースバーン@きあいのタスキリベロ・ようき)

155( )-168(252)-95( )-×( )-96(4)-188(252)

かえんボール/とびひざげり/ふいうち/ギガインパクト

ぽけっとふぁんくしょん!

役割

・選出の穴を埋める対面性能の高い器用なアタッカー

採用理由

ここまでの5体では対ボルトロス入りなどで対面的な選出をするときに、明らかに刺さっていないポケモンを選出することになり、選出に穴ができてしまうと考えました。そこで対面選出であればどんな伝説相手にも出せるアタッカーとして襷エースバーンを採用しました。先発でも後発でも強い、ダイマックス適正がある、先制技があるといった器用さと、対面選出の仮想敵であるボルトロスより速いことが決め手です。

備考

ギガインパクトはサンダー+カイオーガボルトロス+ザシアンにダイアタックを打つために採用

 

4. 構築完成に至るまで

僕が構築記事を書く1つの大きな理由は、この構築作りの過程の話を読んでもらいたいからです。ただの思い出話ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

11月初め

楽しかったダイマなしルールのシリーズ10が終わり、11月からは竜王戦ルールのシリーズ11が始まりました。このルールは好きでも得意でもなく、同じルールのシリーズ8のときは納得できる構築を1つも作れませんでした。

11/13,14の日程でリバティノートが主催するLCSという大会があり、この大会には強いプレイヤーが沢山参加すると思われたので、強い相手と戦うことが好きな僕は参加したいと考えました。そこでその大会で使うための構築を考え始め、良さげな構築が浮かんだら参加しようと決めました。

2週間で1から良い構築を作り上げるのは容易ではありません。それに加えてこの時期は忙しく、ランクバトルで練習する時間はほとんど取れないと考えられたため、頭の中だけで構築を作り上げる必要がありました。

まず構築の完成度の高さで勝負することは諦めました。シリーズ8の経験を活かした構築を使うプレイヤーやランクバトルで沢山練習して構築を改良してくるプレイヤーに対して、2週間頭の中だけで考えた構築の完成度が及ぶわけがありません。となるとアイデアで勝負するしかありません。他のプレイヤーが予想していない構築を考えるしかないと思いました。

初めに使用率の低い伝説ポケモンを軸に据えようと考えましたが、軸となる伝説+一般ポケモンの組み合わせで良さげな案が浮かびませんでした。次に目を付けたのが強力なキョダイマックス技を使える一般ポケモンでした。僕は以前キョダイマックスセキタンザンを使ってシーズン最終10位や公式大会30位という結果を残したことがあったので、追加効果で定数ダメージを与えられるセキタンザン、フシギバナリザードンカメックスに着目しました。相性の良い伝説ポケモンを考えるとまずフシギバナカイオーガリザードングラードンといった既に良く使われている組み合わせが浮かんできました。既存の構築はさすがだと感心しましたが、その組み合わせから新しく僕が構築を考えたところで完成度が及ばないことは目に見えています。

その後考える中で浮かんだ案の1つがカメックスf:id:crobat:20220106160104p:plain+ムゲンダイナf:id:crobat:20220105180629p:plainでした。カメックスの相方といえばザシアンだけど、カメックスが苦手なレジエレキに強いムゲンダイナも相性は良いのでは?と考えました。

取り巻きはカイオーガを倒せてカメックスと相性がいいゴリランダーf:id:crobat:20210903172138p:plainカメックスを先発させるのは難しそうなので先発からボルトチェンジでサイクルを回せる襷サンダーf:id:crobat:20210903172612p:plain、不利対面の引き先になりつつアタッカーを速やかに展開できる脱出ボタンガオガエンf:id:crobat:20210903172223p:plain、黒馬バドレックス対策と裏ダイマエースとしてポリゴン2f:id:crobat:20220106163706p:plainに仮決定しました。一応1つ構築が浮かんだのでLCSの参加を決めました。

11月10日

少し時間があるときに、ポケモンを育ててランクバトルに潜り、スーパーボール級で対戦しました。そこでポリゴン2が要らない、カイオーガディアルガなどの特殊伝説がきついと感じました。

11月12日

ポリゴン2の代わりに特殊技に対する引き先になれるラッキーf:id:crobat:20220105190251p:plainを採用しようと考えました。ツイッターで小さくなるラッキーの4つ目の技のアンケートを取ったら1位サイドチェンジ2位うたうだったので、それを参考にうたうを採用しました。そしてできた構築がこちら

f:id:crobat:20220104172647j:plain

LCSはオープンシート形式で、このレンタルチーム画面は大会前に全プレイヤーに公開されました。オープンシートなのに拘り眼鏡や拘り鉢巻、脱出ボタンを使うの?と思われた方もいると思いますが、オープンシートで相手の守るの有無などがわかるからこそ技の一貫を作ったときの眼鏡や鉢巻の破壊力はすさまじいですし、相手も当然警戒するので強気な読みが通りやすいです。

ムゲンダイナがダブルではマイナーであることに加えて、周りの取り巻きもかなり独特な組み合わせになっており、他のプレイヤーが予想していない構築にはなったと思いました。このレンタルチームの画面を見ても、何をしてくるかよくわからない構築になっていると思います。しかし勝てるかどうかは微妙で強さには自信が持てませんでした。

11月13日

LCSDay1予選が行われ、なんとBo3で5連勝(10-2)で124人中3位でDay2進出を決めました。1勝できれば十分だと思って臨んでいたのでまさかの結果に驚きました。強いプレイヤーとの対戦は楽しかったです。

11月14日

Day2では、ムゲンダイビーム→シャドーボールギガインパクト→はたきおとす、ガオガエンのとんぼがえり→すてゼリフ、ちいさくなる→サイドチェンジに変えました。

LCSDay2予選の結果は3勝2敗(6-5)でした。3勝したものの、かなり運に恵まれた結果であり、全体を通してプレイングミスが非常に多く、前日の疲れもあって後半は頭が回っていませんでした。3勝2敗はオポネント次第で決勝トーナメントに進めるとのことでしたが、5戦目終了後はもう終わったという気持ちでした。全試合終了後、確定した予選順位を見ると僕は8位。あれ?決トナ行けるの?あまりにも頭が疲れていて全然実感が湧きませんでした。

結局決勝トーナメントは1回戦で負けてベスト8という結果になりました。終わった後の反省として、襷サンダーが微妙、ボルトロスがきついと考えました。

LCSが終わって燃え尽きた感があり、もうしばらくこのルールはやらなくていいわと思っていました。実際、この後11月のランクバトルシーズン24は1試合もせずに終わり、剣盾ダブルで初めてマスターボール級に到達しなかったシーズンになりました。

12月1日

前夜寝落ちした僕は、早朝3時頃に起きました。シーズン24の最終日だったのでマスターボール級まで上げようかと一瞬思いましたが、それよりも構築を考えたいという気持ちが出てきました。そこでLCSで使ったムゲンダイナ軸の改良案を考えることにしました。サンダーがいまひとつだったので、その代わりに苦手なボルトロスダイマ型でも悪戯心型でも対応できる、いわなだれ(ダイロック)を採用した白いハーブ物理テッカグヤf:id:crobat:20201205204510p:plainを採用しようと思いました。ダイマックス砲と集中してボルトロスを倒せればビーストブーストが発動するという点、ムゲンダイナと相性が良い点を評価しました。また、持ち物はムゲンダイナを命の珠、カメックスを神秘の雫、ゴリランダーを奇跡の種、ガオガエンを突撃チョッキに変えました。

12月4日

改良した構築でマスターボール級まで対戦したところ、ザシアン軸相手にテッカグヤが予想以上に活躍しました。そのためメインエースはカメックスよりもテッカグヤの方が強いかもしれないと考えました。そこでムゲンダイナf:id:crobat:20220105180629p:plainテッカグヤf:id:crobat:20201205204510p:plainを軸に据えて1から構築を考え直すことにしました。

12月5日~9日

まず先発ムゲンダイナ・テッカグヤと組み合わせる後発2体を考えました。レジエレキ、ウーラオスエンテイなど様々なポケモンの可能性を考えた末の結論は、ゴリランダーf:id:crobat:20210903172138p:plainガオガエンf:id:crobat:20210903172223p:plainでした。

次にテッカグヤを選出しにくい相手に強い裏エースを考えました。ラプラスアシレーヌポリゴン2など様々なポケモンの可能性を考えた末の結論は、カメックスf:id:crobat:20220105185634p:plainでした。

最後の6体目に満たしてほしい条件は、カイオーガや特殊ダイマ伝説に対する引き先になれること、黒馬バドレックスorグラードンダイマボルトロスに強いことだったので、HDポリゴン2f:id:crobat:20220106163706p:plainに決めました。

持ち物はムゲンダイナ@竜の牙、テッカグヤ@白いハーブ、ゴリランダー@拘り鉢巻、ガオガエン@突撃チョッキ、カメックス@命の珠、ポリゴン2しんかのきせきにしました。

結果的に見た目は前の構築からラッキーをポリゴン2に変えただけであり、メインエースを変えてもほぼ同じ組み合わせになるということは、各ポケモン同士の相性が良いのだろうと捉えました。

12月10日

新構築で対戦してみるとよく勝てましたが、ラッキーの硬さに慣れていたからかHDポリゴン2の耐久は脆く感じました。実際カイオーガや特殊ダイマ伝説を受けることはできないので、この枠はラッキーf:id:crobat:20220105190251p:plainに戻すことにしました。

12月18日

ラッキーを戻して対戦してみた結果、この日もよく勝てました。ただ少し気になったのは、テッカグヤが活躍しなかったorテッカグヤを選出できなかったときに負けているということでした。これまでは逆にテッカグヤが活躍した対戦は勝っているという印象で肯定的に捉えていましたが、ここで初めて疑念が生まれました。

12月19日~26日

よく考えてみるとテッカグヤf:id:crobat:20201205204510p:plainカイオーガには出せず、黒馬バドレックス・グラードンソルガレオにはカメックスの方が強く、ディアルガに出しても勝てなかった。その上晴れザシアンやセキタンザン+ザシアンにはカメックスダイマだし、白馬バドレックスにもカメックスダイマの方が多い。あれ?テッカグヤが活躍する条件ピンポイントすぎない?疑念は確信に変わり、テッカグヤを外すことにしました。

一方で、テッカグヤがピンポイントでしか機能していなかったにも関わらず、よく勝てていたことから、多くの相手に対してムゲンダイナ・ゴリランダー・ガオガエンカメックス・ラッキーの5体で戦えることがわかりました。そこで再びカメックスf:id:crobat:20220106160104p:plainをメインエースに据えて、ラスト1体を考えることにしました。

6体目に求める条件は、ボルトロス入りのザシアン軸・黒馬バドレックス軸・グラードン軸に強いこと、白馬バドレックスに弱くないこと、サンダー・ナットレイ入りのカイオーガ軸に対してダイマエースとして戦えることでした。この条件にある程度当てはまるポケモンとして、エースバーンとエンテイが浮かびました。かなり悩みましたが、ボルトロスより速いという点を評価してエースバーンf:id:crobat:20201205203221p:plainに決めました。

ここで構築が完成しました。

12月27日~31日

完成した構築を使ってランクバトルに挑みました。

 

5. 結果

ランクバトルシーズン25 ダブル

最終9位 レート1950 40勝13敗

(エースバーン→テッカグヤ、ラッキー→ポリゴン2のときを含めたシーズン全体では62勝19敗)

f:id:crobat:20220104172531j:plain

6. おわりに

自分で納得できる構築を作ることができたこと、最終9位という良い結果を残せたことがとても嬉しかったです。長文だったと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

*1:1体のHPを100%、4体の合計を400%とした場合

【s21ダブル 82位】レヒレマゼンタ

はじめに

こんにちは、コウです。

今回は、ザマゼンタ(たてのおう)の考察と、シーズン21ダブルで最終82位となったザマゼンタ軸の構築の紹介をします。(以下常体)

 

前半 ザマゼンタ(たてのおう)の考察

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1. ザマゼンタの特徴

火力面

長所:攻撃種族値が130と高い。インファイトやきょじゅうだんが高威力。

短所:相手2体に当たる範囲技がない。つるぎのまいやビルドアップなどの強力な積み技がない。持ち物で強化できない。いかくで攻撃が下がる。

耐久面

長所:防御・特防ともに非常に高い。特に防御は特性ふくつのたて込みだと全ポケモンでもトップクラス。鋼タイプなので半減タイプが多い。

短所じこさいせいなどの強力な回復技がない。持ち物で回復ができない。弱点がメジャータイプ(炎、格闘、地面)。

その他

長所:素早さ種族値は128と高い。味方をサポートする技が豊富。

短所:ザシアン対策がそのままザマゼンタ対策としても当てはまりやすい。

  • ザマゼンタは、カイオーガ・黒馬バドレックス・ザシアン・ゼルネアスのような派手な強みはないが、対面的な撃ち合い性能やサイクル戦の適正を考えると伝説の中でも上位クラスの強さだと思う。

 

2. ザマゼンタがあまり使われない理由

ザマゼンタの型は大きく3つに分けられる。ここからはそれぞれの長所と課題点を述べていく。

1つ目は、ASorHA振りのアタッカー。火力と耐久のバランスに優れ、1対1の撃ち合いに強く、少ない攻撃回数で相手を倒せる。しかし、アタッカーとしては耐久振りザシアンのほうが強いのではないかと考えられる。

2つ目は、HSorHD振りのアタッカー。攻撃回数をより多く確保できることが魅力である。しかし、火力が低く相手を倒すのに時間がかかり、ザマゼンタよりも耐久力の低い味方のポケモンを狙われ続けると厳しい。

3つ目は、HSorHD振りのアタッカー兼サポーター。行動回数の多さを活かしてとおぼえ・ワイドガード・バークアウト・コーチングなどで味方をサポートする。しかし、今のルールで伝説枠をサポーターにするなら、かなり相性が良い一般枠のアタッカーが必要だが、超高耐久のザマゼンタの隣に並んで強いポケモンはなかなかいない。

3つの型いずれも課題点があり、その解決が難しいためザマゼンタはあまり使われないのだと思う。逆に考えると課題点さえ解決できればザマゼンタは強い。今回僕は1つ目のASorHA振りのアタッカー型を使いたいと思い、耐久振りザシアンと比べたときのザマゼンタの強みを考えた。

 

3. ザマゼンタならではの強み

HS(HD)振りザシアンとAS(HA)ザマゼンタを比較する。

火力面

・A無振りザシアンとA振りザマゼンタは攻撃実数値はほぼ同じだが、特性ふとうのけんを考慮した実質攻撃力はザシアンのほうが約1.5倍高い。

・ザマゼンタがタイプ一致で使えるインファイトの火力だけはほぼ同じ。

耐久面

・HS(HD)ザシアンとAS(HA)ザマゼンタでは、特殊耐久はほぼ同じ。

・特性ふくつのたてを考慮すると物理耐久はザマゼンタの方が約1.5倍高い。

・耐性はザシアンの方が弱点は1つ少なく、半減以下のタイプは2つ多い。

その他

・HS(HD)ザシアンとAS(HA)ザマゼンタでは、素早さはザシアンの方が高い。

 

まとめると、AS(HA)ザマゼンタがHS(HD)ザシアンに対して明らかに勝っているのは、物理耐久のみである。一見、火力面で勝るザシアンの方が強そうだが、ザマゼンタの物理耐久の高さは使い方次第で、大きな強みになるのではないかと考えた。シーズン21を戦う中で僕が感じたザマゼンタならではの強みは3つ挙げられる。

 

1つ目は、物理アタッカーとの撃ち合いに強いことである。例えば使用率トップクラスのガオガエンに対して、ザマゼンタはインファイトで防御が下がっても相手のフレアドライブを耐えられるため、余裕を持って強気に動かせる。ザシアンはインファイトで防御が下がったりHPを少し削られていたりするとフレアドライブで倒される。

 

2つ目は、先制技で倒されないことである。ゴリランダーのグラススライダーを筆頭に、しんそくアクアジェットなどの先制技はとても強い。特に自分のポケモンの残りHPが相手の先制技で倒される圏内(縛られている)だと、そのターンは実質1対2で戦うことになる。ザマゼンタは、物理先制技のダメージを非常に小さく抑えられるため、HPが削られていても先制技圏内に入ることはとても少ない。ザシアンも先制技に強いほうだが、ザマゼンタはそれ以上だ。

 

3つ目は、味方の盾となれることである。特性ふくつのたては自分への攻撃のみ低減できるいかくとも捉えられ、相手の物理技に対して受けだして切り返すというガオガエンや霊獣ランドロスのような使い方ができる。自らのHPを犠牲に味方のHPを温存する動きは、まさに盾の王の名にふさわしい。ザマゼンタならではの強みは、味方の盾となる動きと、アタッカーとして相手を攻撃する動きを両立できることであり、どちらの役割遂行能力もトップクラスを誇ることである。

 

後半 構築紹介

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1. 構築経緯

ここまでザマゼンタの話をしてきたが、s21ダブルで使った構築はザマゼンタから組んだわけではない。まず白馬バドレックス軸の構築を考えていたときに、カプ・レヒレモロバレルガオガエンランドロスという4体の組み合わせがふと頭に浮かんだ。この4体のうち3体+伝説ポケモンの選出の対応範囲が広く、強いのではないかと感じた。この4体と相性が良い伝説ポケモンとしてザシアンを採用したかったが、ポケットモンスターシールドしか持っていない僕はザマゼンタを採用した…

???「これまで散々ザマゼンタを持ちあげておいて、もともとはザシアンの代わりだったのか⁉」

僕「はい」

盾の王ザマゼンタの考察はここから始まり、これまで述べてきたようにザマゼンタならではの強みがあるという考えに行き着いた。

 

構築経緯に戻ると、6体目としてはカイオーガグラードン対策のタスキ枠としてエースバーンを採用した。

Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 727.pngf:id:crobat:20201205203718p:plainf:id:crobat:20201205203221p:plain

その後スカーフランドロスを霊獣から化身に、タスキ枠をエースバーン→エンテイ→サンダーに変えていった。③と④の構築でレート1900を超えることができた。

Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 727.pngPokémon-Icon 645.pngf:id:crobat:20201205203221p:plain

Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 727.pngPokémon-Icon 645.pngPokémon-Icon 244.png

Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 727.pngPokémon-Icon 645.pngPokémon-Icon 145.png

その後サンダーの持ち物をばんのうがさに変えるとレートを200溶かした。当然ばんのうがさサンダーは外したが、負けが続いた原因は他にもあると考え、ザマゼンタと役割や弱点が被るガオガエンも外した。その2枠をゴツメギャラドスとタスキエンテイに変えると、ザシアンやカイオーガ軸には強くなったが、黒馬バドレックスに全く勝てなくなった。

Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 130.pngPokémon-Icon 645.pngPokémon-Icon 244.png

次にチョッキゴリランダー、ゴツメ霊獣ランドロス、スカーフエンテイ、タスキレジエレキを試したが、ゴリランダーとレジエレキは合わなかった。

Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 812.pngf:id:crobat:20201205203718p:plainPokémon-Icon 244.pngf:id:crobat:20201205203806p:plain

シーズン最終日になり、ランドロスエンテイは残してモロバレルを戻し、カイオーガグラードン意識のタスキ枠としてマニューラを採用した。

Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 591.pngf:id:crobat:20201205203718p:plainPokémon-Icon 244.pngPokémon-Icon 461.png

ここまでの構築経緯で分かる通り、今回の構築は相性が良さそうなポケモンの寄せ集めであり、明確なコンセプトはない。しかし、1か月の試行錯誤によって、タイプやイメージだけでなく、処理速度などを含めた様々な面で相性が「良い」構築になったのではないかと思う。

 

2. 個体解説

ザマゼンタPokémon-Icon 889a.png@くちたたて

きょじゅうだん/インファイト/みがわり/ワイドガード

特性:ふくつのたて

実数値:169(12)-198(236+)-166(4)-*-166(4)-180(252)

 

・いかくやねこだましを受けたくないので余裕がある対面ではみがわりを積極的に使う。

ワイドガードは黒馬&白馬バドレックス対策。

アローラキュウコンカミツルギライチュウラティアスを抜きたいのでAS振り。

 

カプ・レヒレPokémon-Icon 788.png@ミストシード

マジカルシャイン/ねっとう/シャドーボール/くろいきり

特性:ミストメイカ

実数値:176(244)-*-136(4)-161(252+)-151(4)-106(4)

 

・ザマゼンタと相性が良い第2のアタッカー

・相手のタスキ枠が鬱陶しいので範囲技のマジカルシャインを採用。

・ねっとうはウルガモスエンテイランドロスへの打点。

シャドーボールがないと黒馬バドレックス軸に勝てない。

くろいきりはゼルネアス、ウルガモス、ラッキーの積み技対策+ザマゼンタの能力低下解除のため。対ツボラキはモロバレルのキノコのほうしと合わせてTODで勝てる(全勝)。

・ミストシードは黒馬バドレックスに対して耐久とシャドーボールの火力を両立し、ゼルネアス意識のくろいきりを採用するため。

 

モロバレルPokémon-Icon 591.png@バコウのみ

くさむすび/ヘドロばくだん/キノコのほうし/まもる

特性:さいせいりょく

実数値:221(252)-*-91(4)-105-145(252+)-31(-)

 

・ザマゼンタやカプ・レヒレと相性が良い第3のアタッカー

くさむすびカイオーガや連撃ウーラオスランドロスへの打点。

ヘドロばくだんはゼルネアスやゴリランダーへの打点。

・キノコのほうしはイベルタルやムゲンダイナ、パルキアなどを眠らせられるのが強く、ザマゼンタのみがわりと相性が良い。

・アタッカーなので、いかりのこなよりも攻撃技が優先。

・調整や持ち物は対カイオーガ軸のトルネロスやサンダー意識。

 

ランドロス(霊獣)f:id:crobat:20201205203718p:plainゴツゴツメット

だいちのちから/いわなだれ/とんぼがえり/まもる

特性:いかく

実数値:196(252)-165-156(252+)-125-101(4)-99(-)

 

・ザマゼンタやカプ・レヒレと受けの相性補完が良く、レジエレキやザシアンなど様々なポケモンに受け出して、とんぼがえりでサイクルを回すために採用。

・味方が浮いていないのでだいちのちからを採用。

・調整はザシアンのきょじゅうざんを2耐え。

ゴツゴツメットは連撃ウーラオス対策で、エンテイやザマゼンタを交代してすいりゅうれんだを受ける場面は多かった。すいりゅうれんだでランドロスは倒れるか9割削られるが、相手も半分削れるので苦手なポケモンの対策としては十分。

 

エンテイPokémon-Icon 244.pngこだわりスカーフ

せいなるほのお/かみくだく/ストーンエッジ/フレアドライブ

特性:せいしんりょく

実数値:191(4)-167(252)-105-*-95-167(252+)

 

・ザシアンや黒馬バドレックスに先攻して大ダメージを与えるために採用。

・スカーフ化身ランドロスやレジエレキはねこだましで止まるが、エンテイは怯まないしいかくも効かない。

・スカーフウーラオスカプ・テテフ意識で最速。

 

マニューラPokémon-Icon 461.pngきあいのタスキ

トリプルアクセル/うっぷんばらし/ねこだまし/こおりのつぶて

特性:プレッシャー

実数値:145(4)-172(252)-85-*-105-194(252+)

 

カイオーガ軸のトルネロスアマージョエルフーン・サンダー・イエッサンや、グラードン軸のグラードン・サンダー・チェリムに強い打点があるため最終日に採用。

・ついでに苦手なムゲンダイナの対策にもなった。

・黒馬バドレックス相手にはほぼ選出しないが、見せ合いでプレッシャーをかけられる。

 

3. 選出例

【対カイオーガPokémon-Icon 382.png

先発Pokémon-Icon 461.pngPokémon-Icon 591.png

後発Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.png

選出は対面的に戦うことを意識しているが、サイクルを回すこともある。最後にザマゼンタを通す盤面を作ることを意識する。

 

【対ザシアンPokémon-Icon 888a.png

先発Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 788.png

後発f:id:crobat:20201205203718p:plainPokémon-Icon 244.png

サイクルを回しながら戦う。みがわりザマゼンタかエンテイを通す盤面を作ることを意識する。

 

【対黒馬バドレックスPokémon-Icon 898b.png

先発Pokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 788.png

後発Pokémon-Icon 244.pngf:id:crobat:20201205203718p:plainPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 461.png

先発バドレックスなら、バドレックスにシャドーボール、隣にきょじゅうざんかインファイトから入る。後発バドレックスなら、一般ポケモンの技をランドロスに受けてもらう。おいかぜを枯らしてエンテイを通すことを意識する。

 

【対ゼルネアスPokémon-Icon 716.png

先発Pokémon-Icon 788.pngPokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 244.png

後発Pokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 244.pngPokémon-Icon 889a.png

ゼルネアスが出てきたらカプ・レヒレは普通に攻撃しつつ隣をモロバレルに変える動きが安定しやすい。ジオコントロールを使われてからくろいきりを使うのが基本。

 

【対グラードンエンテイPokémon-Icon 383.pngPokémon-Icon 244.png

先発f:id:crobat:20201205203718p:plainPokémon-Icon 244.png

後発Pokémon-Icon 461.pngPokémon-Icon 889a.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 788.png

エンテイさえ倒せればなんとかなる。

 

4. 結果

シーズン21ダブル 最終82位 最終1925 139勝86敗

 

おわりに

とても楽しいシーズンでした。最終日9/1の午前0時の時点では4桁に落ちていましたが、そこから17勝3敗で2桁まで順位を上げられて嬉しかったです。また、この記事を読んでザマゼンタ構築に興味をもっていただけたら嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

【s13ダブル 10位】ファイヤグロス

1. はじめに

こんにちは、コウです。

今回はs13ダブルで最終10位となったガラルファイヤー軸の構築の紹介をします。(以下常体)

  

2. コンセプト

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エースバーンの技で相手の弱点を突けることが多いので、その圧力を活かしてミロカロスニンフィアの範囲技で削る。相手のダイマックスは襷エースバーンと壁やあくびで受ける。相手がダイマックスしなければダメージレースを有利に進めやすく、相手の先行ダイマックスに対しても隙を見せにくい。

後発ダイマックスエースのファイヤーまたはメタグロスは安定行動で相手に大ダメージを与えられる。ゴリランダーのグラススライダーも強力で、味方が削った相手を先制攻撃で倒せる。ファイヤーとゴリランダーはどちらも積み技を持つため高耐久ポケモンにも強いが、積み構築ではない。

 

3. 構築経緯

まず、ガラルファイヤーf:id:crobat:20201205184629p:plainを軸にした構築を作ろうと考えた。ファイヤーの長所は、

  1. ダイジェットとダイアークの通りが良く、追加効果との相性が良い
  2. もともとの耐久の高さに加え、特性ぎゃくじょうによって実質的な耐久力がかなり高い
  3. 範囲技もえあがるいかりは威力・追加効果ともに優秀
  4. わるだくみを覚えるので耐久ポケモンに詰まされない

控えめに言ってめちゃくちゃ強い。ここに挙げた4つの長所は僕の好みにドンピシャで最高。ファイヤーは先発ダイマだと対策が容易なので、後発ダイマで使おうと考えた。

ファイヤー展開につなげる先発として、エースバーンf:id:crobat:20201205203221p:plainミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainを採用した。この2体の強みは先月の記事で書いたのでぜひ読んでください。

crobato.hatenablog.com

次にファイヤーとともに後発で選出するポケモンとしてゴリランダーf:id:crobat:20200807130038p:plainを採用した。ゴリランダーはファイヤーが苦手なカプ・レヒレやレジエレキに強く、強力な先制技グラススライダーは削り性能の高い先発2体と相性が良い。ここまでは前シーズンの基本選出と一緒。

基本選出の4体では、使用率トップ100のポケモンのうち、ブリザポス・サンダー・ボルトロス・セキタンザン・レジギガス・レジドラゴ・パッチラゴンへの対応が難しいと考えた。そこでニンフィアメタグロスを採用した。

ニンフィアf:id:crobat:20200808201844p:plainは、ドラゴン技無効なのでレジドラゴに強く、サンダー・ボルトロス・セキタンザン・レジギガスに対してあくびが非常に有効である。

メタグロスf:id:crobat:20201205204440p:plainは、ブリザポスのダイマターンをしのぐことと、レジギガスマタドガスの並びに強いことという6枠目に求められた二つの条件を満たす。

 

前シーズンではダイマレジロックで相手していたが、今回はサンダーやボルトロス相手でもファイヤーを選出したいと考えた。そこで非ダイマでこれらを対策するために、ウツロイドのメテオビーム、ポリゴン2トリックルーム、レジエレキのかいでんぱとリフレクター、モロバレルのキノコのほうしなどの様々な方法を考えたが、その中でニンフィアのあくび」が最も今回の構築に合っていると判断した。ニンフィアに確固たる決め手があったわけではなく、消去法で唯一残ったため採用した。

 

4. 個体解説

H:HP、A:攻撃、B:防御、C:特攻、D:特防、S:素早さとする。

 

エースバーンf:id:crobat:20201205203221p:plainきあいのタスキ リベロ

かえんボール/ダストシュート/とびひざげり/ふいうち

実数値:155-168(252)-95-*-98(20)-185(236+)

調整:Sはエルフーン抜きで最速エースバーンとの同速回避。D振りに意味はない。

 

選出率は最も高く、ほとんどの対戦で先発した。ダイマックスしたのは1回だけだった。技外し1回まではケアできることが多いが、2回外したらかなり苦しいのでそこは割り切って使った。ふいうちはかなり警戒されるので、相手の交換をケアできるときだけ使うほうがいい。適当に使っても普通に強いので、なぜ襷エースバーンが全然使われないのか不思議。

 

技の採用理由

かえんボール:メインウェポン。モロバレルカミツルギへの打点。

ダストシュート:カプ・レヒレ、ピッピ、トゲキッスなどフェアリーへの打点。

とびひざげり:ヒードランポリゴン2への打点。

ふいうち:威力の高い先制技。HPの少ない相手に攻撃技を使わせないのが強い。

 

とびはねる、まもる、アイアンヘッドも採用候補だが、4つの技よりは優先度が下だと思った。

 

ミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plain@ソクノのみ かちき

だくりゅう/ふぶき/ひかりのかべ/まもる

実数値:196(204)-*-111(92)-156(172+)-146(4)-106(36)

調整:S+1で最速ランドロス抜き、C+2だくりゅうでASチョッキランドロスを乱数1発(75%)、HBは鉢巻陽気ウーラオスのあんこくきょうだ93.7%耐えで、総合耐久指数が最大になるように振り分けた。

 

サンダーやボルトロスに対して選出しなくなったので、前シーズンよりは選出率が低くなった。ニンフィアとどっちを出すかで迷うことが多い。基本は先発だが、後発で選出することもある。ダイマックスする機会はファイヤーとメタグロスに次いで多い。ターン数が長くなる遅い展開の対戦では強いが、高速展開の対戦は少し苦手。特殊エースにはひかりのかべがとても有効で、ひかりのかべミロカロスはぜひ一度使ってみてほしい。オボンのみやウイのみも試したが、現環境ではソクノが一番安定すると感じた。

 

技の採用理由

だくりゅう:メインウェポン。最大威力。

ふぶき:水技と相性補完の良いサブウェポン。

ひかりのかべ:特殊アタッカーを止める。ポリゴン2などの高耐久ポケモンの火力を削いで味方が積み技を使いやすくする。

まもる:ダイマターンやトリルターンなどを稼ぐ。

 

メインエースがダイアースやダイスチルを使う場合はじこさいせいの採用を考えると思うが、基本的にはミロカロスだけが残り続けても勝てないので不採用。さいみんじゅつ使うくらいならふぶきで凍らせよう。

 

ゴリランダーf:id:crobat:20200807130038p:plain@きせきのタネ グラスメイカ

グラススライダー/ばかぢから/つるぎのまい/まもる

実数値:199(188)-190(220+)-110-*-103(100)-105

調整:AはグラススライダーでH振りカプ・レヒレを乱数1発(87.5%)、HBは鉢巻陽気ウーラオスのあんこくきょうだ93.7%耐えで、総合耐久指数が最大になるようにHDに振り分けた。

 

最強のスイーパー。相手にコータスさえいなければ選出できる。ダイマックスすることは稀にある。きせきのタネにしたのは、グラススライダーで倒せる範囲を広くすることがとても重要だからで、いのちのたまでないのは反動ダメージが大きいから。オボンのみを持たせてつるぎのまいを積極的に積む型も試したが、初動のグラススライダーの威力のほうが大切だと感じた。つるぎのまいによってポリゴン2などの高耐久ポケモンで詰むことがなくなり、いかくやおにびを受けても置物にならず、あくびで眠らした相手を起点にすることもできる。

 

技の採用理由

グラススライダー:メインウェポン。最強の先制技。

ばかぢから:ガオガエンポリゴン2ヒードランへの打点。アームハンマードレインパンチでは威力が足りない。10まんばりきよりも格闘打点が欲しかった。

つるぎのまい:ポリゴン2などの高耐久ポケモンを倒す。いかくやおにびを受けても置物にならない。

まもる:味方の行動でゴリランダーの苦手な相手を倒すとき、ダイマターンを稼ぐときなどに必要。鉢巻やチョッキを使いたくないのはまもるを使えないからというほどに重要な技。

 

ねこだましはチョッキゴリランダーとの相性は良いが、今回は上の4つの技のほうが優先度が高い。はたきおとすやとんぼがえりは先発型やサイクル型なら有効だが、スイーパー型では優先度が低い。

 

ファイヤーf:id:crobat:20201205184629p:plain@くろいメガネ ぎゃくじょう

もえあがるいかり/エアスラッシュ/わるだくみ/まもる

実数値:189(188)-*-111(4)-165(236)-146(4)-120(76)

調整:S+1でボルトロス抜き、Cは167と165でほとんど火力が変わらないので11nまで振って、余りは総合耐久指数が最大になるように。

 

エース。長所は構築経緯に書いた通り。選出は、他の5体の組み合わせでは対応できないときに選出するという本来エースとしてはあり得ない決め方をしていた。ファイヤーはどんな相手にも出せるがどんな相手にも大活躍はしにくいためである。この構築はファイヤーを中心に組んでいるので、この決め方でも選出率は高かった。ダイマックス率は1位。ちなみにわるだくみを積んでからダイマックスすることはほぼない。持ち物はダイアークともえあがるいかりの威力が若干足りないのでくろいメガネにした。いのちのたまは、反動ダメージが痛いのと持ち物がバレると相手がじゃくてんほけんを警戒しなくなる。じゃくてんほけんは、発動しなければ火力が足りない。

 

技の採用理由

もえあがるいかり:メインウェポン。

エアスラッシュ:ダイジェットの媒体。ぼうふうの方がダイジェットの威力は高いが、非ダイマ状態でウーラオスなどを安全に削れる方が大切だと思った。

わるだくみ:高耐久ポケモンやダイアースで特防を上げた相手を崩すため。

まもる:ダイマターンやトリルターンなどを稼ぐ

 

ニンフィアf:id:crobat:20200808201844p:plain@オボンのみ フェアリースキン

ハイパーボイス/あくび/リフレクター/まもる

実数値:194(188)-*-112(212)-154(76+)-150(4)-84(28)

調整:S+1で最速60族、S+2で最速100族抜き。CはハイパーボイスでH振りファイヤーを乱数2発(96.5%)、HBは珠陽気ランドロスのダイアース87.5%耐えで、総合耐久指数が最大になるように振り分けた。D個体値30の妥協個体。

 

この構築のMVP。選出率は後半になるにつれて上がっていった。ミロカロスよりも高かったかもしれない。あくびとリフレクターで盤面をコントロールしていく。基本的に先発だが、後発で選出することもある。たべのこしを持たせていたときもあったが、集中攻撃を耐えられるようにオボンのみにした。

 

技の採用理由

ハイパーボイス:メインウェポン。もえあがるいかりと同様、高火力命中安定の範囲技は強い。

あくび:命の珠・弱点保険ダイマックス対策。ファイヤーやロトムのわるだくみ対策。

リフレクター:ブリザポスなどの後発ダイマックス対策。

まもる:場に残っていれば常に何かしら役割を持てるポケモンなので、HPを残すためにまもるは必要。

 

マジカルフレイム、ねがいごと、めいそう、でんこうせっかは採用候補だが、4つの技はいずれも外せないと感じた。

 

メタグロスf:id:crobat:20201205204440p:plain@ラムのみ クリアボディ

アイアンヘッド/しねんのずつき/いわなだれ/まもる

実数値:187(252)-198(196+)-153(20)-*-115(36)-91(4)

調整:HBは陽気ウーラオスのあんこくきょうだ87.5%耐え。Aは11nで余りD。A特化にしたほうが良かったかもしれない。

 

裏エース。クロバットに次いで僕が2番目に好きなポケモン。最終日はメタグロスが大活躍だった。ブリザポスがいたら必ず選出する。レジギガスマタドガス相手には先発するが、それ以外は後発で選出した。ダイマックスすることが多い。持ち物はおにびやキノコのほうし対策のラムのみで、発動機会はかなり多かった。

 

技の採用理由

アイアンヘッド:メインウェポン。ダイスチルの防御上昇が強い。命中安定技が1つ欲しかったのと、怯みの追加効果が強い。

しねんのずつき:メインウェポン。マタドガスモロバレルへの打点。ダイサイコは火力強化に加えて、ミストフィールド下で使ったあくびを通すために使うこともあった。

いわなだれ:ダイロックはサンダー+ガオガエンなどの飛行+炎のサイクルに一貫するのが強く、襷潰しやスリップダメージのために使うこともあった。

まもる:ダイウォールの媒体。ダイマックスターンを稼ぐのに使う。

 

ダイアイス、ダイサンダー、ダイアースを使いたい相手は味方と合わせて今回の3つの攻撃技でも十分対応できると考えた。

 

5. 選出

①先発f:id:crobat:20201205203221p:plainf:id:crobat:20200807125452p:plainorf:id:crobat:20200808201844p:plain 後発f:id:crobat:20201205184629p:plainf:id:crobat:20200807130038p:plain

基本選出。ブリザポスかレジギガスマタドガス入り以外の相手にはほとんどこの選出。

②先発f:id:crobat:20201205203221p:plainf:id:crobat:20200807125452p:plainorf:id:crobat:20200808201844p:plain 後発f:id:crobat:20201205204440p:plain+α

基本選出。主にブリザポス入りに対する選出。

 

その他さまざまな選出パターンがあるが、その場で考えて試行錯誤しながら選出していた。正直まだまとまっておらず何がベストな選出か僕もよくわかっていない。困ったら上の2つのどちらかを出しておけばよいと思うが、僕が使っているときは柔軟に柔軟にと自分に言い聞かせていた。

 

6. 結果

ランクバトルシーズン13 ダブル

最終10位 レート2008 47-17(他の構築を使った結果を含めたシーズン全体では76-27)

f:id:crobat:20210101150722j:plain

7. 苦手な相手

  • パッチラゴン

でんげきくちばしが受からないので最も戦いたくない相手。使用率が低いので対策は切った。

先発で出してくれればいいんだけど後発から出されるときつい。最終日前半にかなり負けて最終日後半は先発エースバーンニンフィア後発ミロカロス+αという選出にしたら勝てたけど…。後発にゴリランダーを選出すると大体後悔する。

  • ウオノラゴン

エラがみの火力が高すぎる。ニンフィアが耐えないのがきつい。ゴリランダーとダイマポケモンでなんとかなることも多いけど選出歪まされるのが面倒。

 

8. おわりに

久しぶりに納得できるいい構築が作れて良かったです。目標としていたレート2000と最終トップテンも7カ月ぶりに達成できて嬉しかったです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました! 

【s12ダブル】エースバーンミロカロス

1. はじめに

 こんにちは、コウです。

 今回は、ランクバトルシーズン12で使ったエースバーンミロカロスという並びの紹介をします。前半はこの2体の並びの考察、後半はs12ダブルで最終66位の構築の紹介をします。

f:id:crobat:20201206122728p:plain

 

2. エースバーンミロカロスの紹介

・ダブルでのエースバーンの課題

(以下常体)

 エースバーンf:id:crobat:20201203221832p:plainは、シーズン12シングルにおいて、冠の雪原で解禁されたいわゆる準伝説たちを差し置いて採用率1位となった。しかし、シーズン12ダブルでの採用率は24位というなんとも微妙な位置である。

 僕はエースバーンをシーズン12ダブルで使ってみたいと思い、まずはダブルで使う上での課題点を考えてみた。

 【いのちのたまのダイマックス】

  •  耐久が低めで、タイプ耐性もダイスチルを使ったとき以外は良くないので、1ターンで倒されることが多い
  • 採用率の高いランドロスガオガエンf:id:crobat:20200807125656p:plain特性いかくが苦手
  • 高いすばやさを強みとしているため、相手のおいかぜやトリックルーム展開が苦手

きあいのタスキ

  • レジエレキエレキネットきあいのタスキを潰された上にすばやさも下げられて、相手の隣のポケモンの攻撃と合わせて行動する前に倒されるとあまりにも辛い

こだわりスカーフ

  • とんぼがえりの交換先として相手2体のどちらから技がきても受けられるポケモンはほぼいないため、シングルのこだわりスカーフ型の強みであるとんぼがえりの対面操作はしにくい

 

・エースバーンの型

  1. 耐久が低いポケモンを後発で選出するとサイクル戦がしにくいため、先発要員として使おうと考えた。
  2. ダイマックスを前提とするのは、課題点の克服が難しいのでやめた。
  3. 課題点のきあいのタスキの項で挙げたように、こだわりスカーフ以外だとレジエレキのエレキネットに対して非常に弱い。そこでまずはこだわりスカーフエースバーンf:id:crobat:20201203221832p:plain入りの構築を組んでみたが、手ごたえが良くなかった。
  4. ここでレジエレキのエレキネットさえ対策すれば、きあいのタスキエースバーンは強いのではないかと思った。しろいハーブによるエレキネット対策は、持ち物こだわりメガネのレジエレキ10まんボルトで一撃で倒されるため、機能しない。
  5. 持ち物をきあいのタスキとして、隣のポケモンでエレキネットを対策するという方針が決まった。

 

・レジエレキのエレキネットの対策

 エレキネットを対策する方法はいくつか考えた。

  1. ワイドガードで防ぐ
  2. ねこだましで防ぐ
  3. 特性まけんきやかちきで牽制する

 まず、エースバーンf:id:crobat:20201203221832p:plainの隣で相手のレジエレキに対して初手から使う技として、ワイドガードは弱すぎるので却下。

 ねこだましは相手のまもるなどを考えると、初手のエースバーンの行動で大きなアドバンテージを得ることは難しいので却下。ちなみにねこだましを使えるゴリランダーf:id:crobat:20200807130038p:plainは、先制技グラススライダーを使えてレジエレキに強いため使ってみたが、エースバーンゴリランダーの並びは相手のいかくにかなり弱く安定しなかった。

 そして残った選択肢が特性まけんきやかちきで牽制するという方法である。

 

・特性かちきのミロカロス

 まけんきは能力が下げられるとこうげきが2段階上がる、かちきは能力が下げられるととくこうが2段階上がる特性である。

 この特性を持つポケモンを先発で並べることで、相手のエレキネット+隣のポケモンの攻撃でエースバーンf:id:crobat:20201203221832p:plainが行動する前に倒されても、こうげきまたはとくこうが2倍になったポケモンによって相手に大ダメージを与えられる

 現在のルールで使えるポケモンの中で特性まけんきやかちきのポケモンは進化前のポケモンを除くと15種類いる。この中からベストな相方を考えていく。

 エレキネットを使われてエースバーンが行動する前に倒された場合、特性まけんきまたはかちきのポケモンの返しの技でレジエレキを倒すのがベストである。しかしレジエレキきあいのタスキを持っている可能性も高いため、その場合を考えると相手2体にダメージを与えられる範囲技をメイン技として使えるポケモンが良い。(*範囲技とは、いわなだれなどの相手2体を攻撃する技やじしんなどの自分以外の3体を攻撃する技のことである)

 15種類のポケモンのうち、メイン技として範囲技をもつのは、ハイパーボイスマジカルシャインを使うプクリン、だくりゅうを使うミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainである。

 両者を比較すると、相手に与えるダメージ期待値にはほとんど差がない。しかし、努力値256(とくこうに252振ると仮定)を耐久に割いたときの最大耐久指数がミロカロスプクリンの約1.33倍であり、この差は非常に大きい。

 そこで今回はミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainに決めた。

 

ミロカロスの持ち物

 結論から言うとミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainの持ち物は、でんきタイプの技のダメージを半減するソクノのみに決めた。

 仮想敵であるレジエレキのこだわりメガネ10まんボルトを耐えるためには、ソクノのみかとつげきチョッキを持たせるしかない。しかし、とつげきチョッキを持たせるとまもるを使えないため、相手のダイマックスターンやトリックルームターンをしのぐのが難しくなって柔軟性が下がる。それが嫌なのでソクノのみにした。

 なぜわざわざソクノのみを持たせてまでミロカロスレジエレキ相手に先発させるのか?その理由はエレキネット対策以外に2つある。

  1. レジエレキなどのでんきタイプミロカロスを倒そうと考えている相手のプランを崩す
  2. レジエレキボルトチェンジ対策

 2のほうは少し意味がわかりにくいと思うので説明する。

 レジエレキは、苦手なじめんタイプの相手などが先発してきたらボルトチェンジを使ってダメージを与えながら交換できるのが強みである。ダブルでは2体のポケモンが並んでいるため、じめんタイプでないほうにボルトチェンジを使えるので、シングルよりも技の通りが良い。つまり、レジエレキ対策にじめんタイプを先発させても上手く逃げられてしまう

 ミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainは通りの良いみずタイプの範囲技であるだくりゅうを使える。つまり、レジエレキボルトチェンジを使った場合、交換先のポケモンにそれなりにダメージを与えられる。実際はエースバーンのかえんボールやダストシュートを集中することも多いので交換先への負荷は大きい。その圧力によってボルトチェンジという強い動きを封じられる。

 少し話が逸れるが、僕はレジエレキ対策としては、後発にじめんタイプやくさタイプを置くことが有効だと思う。そうすると仮にレジエレキボルトチェンジで引っ込んでも最後にこちらが有利になるし、後発でレジエレキが選出されていても対応できる。

 

・長所①火力の高さ

 ここからはエースバーンミロカロスの並びの長所を紹介していく。

 まずなんといっても火力の高さが大きな魅力である。

f:id:crobat:20201205201942p:plain

  1. かえんボール(ほのお)の威力期待値は108、とびひざげり(かくとう)の期待値は117、ダストシュート(どく)の期待値は96と技威力が高い(*威力期待値とは、威力×命中率のことである)
  2. 技範囲が広いため、多くの相手の弱点を突くことができ、全ての技が半減されることはほぼない
  3. こうげき種族値が116と高い
  4. 特性リベロによって全ての技をタイプ一致で使える

f:id:crobat:20201205202212p:plain

  1. 範囲技のだくりゅうの実質威力期待値は121、同じく範囲技のふぶきの期待値は115と技威力が高い(*ダブルバトルで範囲技の威力は0.75倍される。しかし2体を攻撃するため、元の威力×0.75×2で実質的な威力は元の威力の1.5倍である。)
  2. みずタイプの技は通りが良く、半減されにくい
  3. とくこう種族値は100であり、すばやさを活かすために性格ようきで採用するエースバーンのこうげきは168であるのに対して、とくこうに特化できる性格ひかえめのミロカロスのとくこうは167とほぼ同程度の実数値になる
  4. 特性かちきによってデバフ技でとくこうを下げられることがなく、もし何かの能力を下げられたらとくこうが2段階上がる

 そしてエースバーンミロカロスの並びの真価は次の通りである。

  • ミロカロスの存在が特性いかくのポケモンを出しにくくして、エースバーンのこうげきが下げられるのを防ぐ
  • 相手の弱点を突きやすい高火力単体技を使うエースバーンf:id:crobat:20201203221832p:plain相手に半減されにくい高火力範囲技を使うミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainという最高のコンビネーション

 

・長所②行動回数の保障

 行動回数が保障されていることも大きな長所である。

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  1. すばやさが高く、先制技のふいうちを使えるため、遅いポケモンと比べて行動回数が多くなりやすい
  2. きあいのタスキによってどんな攻撃も一度は耐えられる
  3. ミロカロスのおかげでエレキネットやバークアウトなどの能力を下げる範囲技を使われにくいため、きあいのタスキを活かしやすい

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  1. もともと耐久が高く、弱点も少ない
  2. ソクノのみによってでんき技も耐えられる
  3. ひかりのかべによって味方全体の耐久を上げることができる

 このように行動回数が保障されていると、先発で出し負けることがほとんどない。相手が初手ダイマックスでも、おいかぜやトリックルーム軸でも、天候パーティでも選出できる。実際にシーズン最終日の13試合のうち12試合でこの先発を出した。

 また、少し余談になるが、「処理速度」という考え方を紹介する。処理速度とは、あるポケモンが相手をどれだけ早く倒せるか、相手にどれだけ早く倒されるかというスピード感を表すものである。ダブルバトルで隣に並ぶポケモンの処理速度が揃っていると、バランスが良いと僕は考えている。今回のエースバーンf:id:crobat:20201203221832p:plainミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainは火力も行動可能回数も同じくらいで、この処理速度が揃っていると思う。

 

・長所③ダイマックスの圧力

  エースバーンミロカロスダイマックス適正が高く、相手にダイマックスを警戒させられる。特にダイマックスエースバーンPokémon-Icon 815g1.pngミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainという並びは、シーズン7~9で使用率が高かったため、それを知っているプレイヤーはダイマックスをかなり警戒してくれるダイマックスの圧力は相手のプレイヤーにさまざまな影響をもたらす。

  1. ダイマックスエースバーンとの撃ち合いを想定して、初手ダイマックスする
  2. ダイマックスエースバーンを警戒して、てだすけ+ダイマックス技のように通常のエースバーンを倒すのには明らかに過剰火力の技を使う
  3. ねこだましを使いにくい
  4. 弱点保険持ちのメタグロステッカグヤ初手でまもるを使う

 これらは実際に対戦していてあったことである。どれもこちらにとってありがたい方向に、ダイマックスの圧力が相手の行動を誘導するといえる。

 また、エースバーンミロカロスダイマックスさせるという選択肢が常にあるということも長所である。ダイマックスしてもしなくても強いポケモンを採用することは構築全体の柔軟性を高める。実際にはエースバーンPokémon-Icon 815g1.pngダイマックスさせることはあまりなかったが、かちきが発動したミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainダイマックスさせる場面は多かった。

 

3. 構築紹介

・構築のコンセプトと選出

f:id:crobat:20201205192823j:plain

先発エースバーンミロカロスから入って序盤戦で隙を見せず、終盤はダイマックスエースのファイヤーorレジロックorガオガエンを通していく。

 

選出①先発f:id:crobat:20201203221832p:plainf:id:crobat:20200807125452p:plain 後発f:id:crobat:20200807130038p:plainor

基本選出。スイープ能力の高いゴリランダーとダイマックスエースで押し切っていく。ボルトロスや原種サンダーがいなければファイヤー、いればレジロックを出す。

 

選出②先発f:id:crobat:20201203221832p:plainf:id:crobat:20200807125452p:plain 後発orf:id:crobat:20200807125656p:plain

ゴリランダーを選出する必要がないときに出す。具体的にはカプ・レヒレが相手に採用されておらず、フシギバナコータステッカグヤが採用されている場合など。どのポケモンダイマックスさせるかは柔軟に。

 

①②以外の選出をしたのは1割以下だった。

 

・それぞれのポケモンの役割

*実数値や努力値は左から順にHP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさである。

f:id:crobat:20201205190755j:plain

  • 実数値 156-168-95-74-95-188
  • 努力値 4-252-0-0↓-0-252↑

きあいのタスキを盾に暴れる先発要員。

 

f:id:crobat:20201205190812j:plain

  • 実数値 186-72-107-167-146-110
  • 努力値 124-0↓-60-252↑-4-68

ソクノのみを盾に相手を削る先発要員。

 

f:id:crobat:20201205190831j:plain

  • 実数値 182-194-110-58-116-105
  • 努力値 52-252↑-0-0↓-204-0

先発2体が削った相手をグラススライダーで倒したり、最後に場に出してダイマックスエースとともに相手を倒していく後発要員。カプ・レヒレが相手に採用されていた場合の被選出率はほぼ100%なので、ゴリランダーで倒す。

 

f:id:crobat:20201205190850j:plain

  • 実数値 196-94-111-167-146-111
  • 努力値 244-0↓-4-252↑-4-4

この構築のメインエースで、後発ダイマックスから相手を倒していく。サンダー・ボルトロス・ブリザポス以外には強い。ダイマックス技の通りが良く、ダイアークからのもえあがるいかりは非常に強力。

 

f:id:crobat:20201205190912j:plain

  • 実数値 187-167-220-63-121-70
  • 努力値 252-252↑-0-0↓-4-0

ファイヤーが苦手なサンダー・ボルトロス・ブリザポスに強い第2のエース。ダイロックは通りが良く、クリアボディで能力を下げられないため、相手に与えるダメージは見た目の印象より大きい。ぼうぎょが尋常じゃなく高いため、物理技を受けるときは実質的に弱点がない。

 

f:id:crobat:20201205190926j:plain

  • 実数値 202-183-110-90-111-80
  • 努力値 252-252↑-0-0↓-4-0

フシギバナコータス+ブリザポスや、テッカグヤ軸などゴリランダーとレジロックが選出しにくい相手に出す。要検討枠。

 

・結果

f:id:crobat:20201205180155j:plain

シーズン12ダブル 最終66位 レート1965

ガオガエンの枠で別のポケモンを使っていたときも含めたこの構築での対戦成績は、29勝9敗だった。

 

4. おわりに

 シーズン12の対戦は新しく解禁されたポケモンたちがたくさんいて楽しかったです。この記事を読んでエースバーンミロカロスに興味をもっていただけていたら嬉しいです。レンタルチームを公開しているので良かったら使ってみてください。ここまで読んでいただきありがとうございました!

【s9ダブル(77位)】後発ダイマキッスサイクル

1.はじめに

こんにちは、コウです。

今回はs9ダブルで最終日に使って、レート約1750から1941まであげて最終77位になった構築を紹介します。

f:id:crobat:20200901041047j:plain

この構築の原案は以下の構築で、今回は下の記事を前提として書きます。

crobato.hatenablog.com

 

 

2.構築経緯

(以下常体)

s9最終日はもともと別の構築で潜り始めたが、いきなり4連敗して400位から1000位以下まで順位を落としたため、構築を変えようと思い、日本一決定戦で使った構築をアレンジして完成度を高めて使おうと思った。この時点で8月31日の午後4時である。シーズン最終日やインターネット大会当日に構築を考えるのはいつものことだから、焦りは全くなかった。

 

トゲキッスf:id:crobat:20200531121303p:plainサマヨールf:id:crobat:20200531115859p:plainは原案から変更点はなし。

ミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainの持ち物はリンドのみも考えたが、ゴリランダーに対してはサイクルを回して対処したほうがいいので持ち物は変更なし。技はれいとうビームふぶきに変えた。ふぶきの火力の期待値はれいとうビームよりもかなり高い(ふぶき115.5, れいとうビーム90)。また、ドラパルトが仮想敵なのでサイドチェンジを無視できるのは大きい。命中安定よりも期待値が大事。

ガオガエンf:id:crobat:20200807125656p:plainDDラリアットうっぷんばらしに変えた。ドラパルト軸相手はミロカロスサマヨールの先発で迎え撃つことが多いが、後発ドラパルトへのケアとしてうっぷんばらしを採用した。トゲキッスサマヨールと並ぶ場面が多いのでダイホロウを撃たれなければそもそも大きなアドバンテージで、撃たれたら倒すよという構えになる。

パッチラゴンf:id:crobat:20200807125736p:plainは対ジバコイル以外で全く使わない10まんばりきをちょうはつに変えた。モロバレルサマヨールなどサポート型ポケモンを半分機能停止に追い込むことが狙いである。トリル返しの阻止にも使えるし、相手のトリル阻止にも使える。すばやさは日本一決定戦の反省から、最速バンギラス抜きにした。

バンバドロカバルドンPokémon-Icon 450.pngに変えた。両者は種族値が似通っていて、異なるのは技の豊富さと特性である。技はカバルドンのほうがはるかに豊富で、あくび・なまける・のろいといった変化技とダイマックスしたときに技範囲が広がる三色牙などを覚える。バンバドロは特性じきゅうりょくによって物理アタッカーに対する詰め性能やタイマン性能が高い。カバルドンは特性すなおこしで天候を変えられ、きあいのタスキなどを潰すことができる。

カバルドンPokémon-Icon 450.png採用の決め手は環境にとても多いコータス入りの晴れパに強いことである。また、バンバドロダブルバトルではアタッカー型しか使われていないが、カバルドンはあくびでかき回す型もいるため、相手にその可能性を意識させることができるのも良い。実際に体感先発アシレーヌは増え、先発テラキオンは減った。

このような変更によって原案と比べてかなり完成度が高くなったと感じている。構築のパワー・安定感・バランスが1段階上がったと思う。

 

3.個体解説

f:id:crobat:20200807124856j:plain

実数値 173-63-115-189-135-120

絶対的なエース。選出率は依然と比べて高くなった。相手のエースがセキタンザン、ドラミドロ、パッチラゴンなどでなければトゲキッスダイマックスさせることを選出段階で考える。しかし意外と他のポケモンダイマックスさせる展開になることも多いので、そこは柔軟に。後発ダイマトゲキッスと言っているが、先発させることも先発でダイマックスさせることもある。

この構築を使う時はどのポケモンを通すか、どのポケモンのHPを残しておくか、相手のどのポケモンを先に削るか、相手のどのポケモンを攻撃する必要がないかということを常に先を見据えて考えることが必要である。その中でトゲキッスを通せるときはその判断が比較的楽なので勝ちやすい(ゴリランダーをあらかじめ削る必要はないなど)。最終日にはめちゃくちゃ急所に当てた。

 

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実数値 147-75-187-80-163-27

構築に安定感をもたらす存在。以前は先発が基本だったが、後発で選出することも増えた。日本一決定戦では全試合先発で出していたが、あれはたまたまで、何も考えずにとりあえず選出するのは良くない。サマヨールはかなり対策されていて、サマヨールを倒せる先発が来ることも多いため、あくまでサイクルのパーツとして考える。

トリックルームカバルドンを通す展開か、相手のすばやさ操作に対応してするかのどちらか以外ではあまりしない。こいつの地味な削りが相手をトゲキッスのダイジェット圏内に押し込む。サマヨールの硬さはとても信頼してる。

 

f:id:crobat:20200901040240j:plain

実数値 202-72-99-158-145-110

ミロカロスは絶妙なポケモンアシレーヌのほうがアタッカーとしては強いがミロカロスのほうが安定感がある。先発したときに不利なポケモンが少なく、また不利なポケモンがわかりやすいため、対戦のプランニングがしやすい。

遅い展開の構築相手に強く、壁構築やトリル、中速スタンなどが相手の時によく活躍する。ダイホロウダイアークを躊躇させるのも魅力だが、エースバーン+こだわりメガネイエッサン♂などには勝てない(D-1でワイドフォースが耐えられない)ので、ストリンダーなども含めた範囲技持ちのダイアークビートには注意が必要。

ミロカロスなど高耐久ポケモンひかりのかべはもっと流行ってもおかしくないと思うくらいとても強い。ミロカロスのまもるは採用率が低いためかダイマックス技がよく飛んできた。次のシリーズでもこの型は強いと思う。

 

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実数値 202-176-111-90-116-82

サイクルの中で受けを担当することも多いが、相手を倒す攻め駒としてもとても強い。この構築においてダイマックスせずにくさタイプを一撃で倒せるのはこいつだけ。またエスパー無効はワイドフォース環境では必須級。

まもるはガオガエンを使う上でとても重要だと思うけど採用率は低いのが不思議。ただそのおかげでまもるが読まれにくいというメリットがあるので、まもるを切って使っていたプレイヤーには感謝してます。

すてゼリフやとんぼがえりがないので先発させることは少ない。もともと僕は先発ガオガエンを高く評価していないこともあるけど。後発から受けだしたあとは、場に残り続けると弱いので、素引き(普通に交代)することが多い。

持ち物は混乱実よりオボンのみのほうが発動条件と見返りのバランスがいいので、僕はオボン派。

 

f:id:crobat:20200901040325j:plain

実数値 167-167-111-90-91-125

最終日のMVP。今期の環境にはとても刺さっていた。日本一決定戦では命中率50%と張り切りすぎて空回りしていたが、最終日は9割くらい技を当ててくれた。

先発させることが多いが、後発に潜ませておくのも強く、パッチラゴンを警戒せずにダイマックスした相手のみずタイプを何度もでんげきくちばしで沈めてきた。

<強い動き>

  1. ミロカロスと並べていかくをけん制しながらでんげきくちばし連打
  2. サマヨールのてだすけ+でんげきくちばしはH振りポリゴン2やHBベースコータスを一撃で倒せる
  3. トゲキッスのダイジェットに乗せる

ダブルではこうかくレンズを持たせている人が多いが、命中率を少し上げて中途半端な安心感を得るより、きあいのタスキやロゼルのみを持たせて行動回数を増やすほうが強いと思う。90%を99%にするときのこうかくレンズは強いけど80%を88%にしてもどうせ命中不安だから、外しを考慮したプレイングをしなきゃならないのは変わらない。

 

f:id:crobat:20200901040341j:plain

実数値 215-180-138-88-93-46

唯一先発では出したことがない。ダブルでカバルドンピン差しの構築は珍しいと思う。

ダイアース・ダイスチルで隣のサマヨールを強化する動きが強い。バンバドロ同様、パワーは低めで技の通りは悪いが、詰め性能の高さから相手にこいつを倒すことを意識させてゲームプランを崩すことができる。対晴れパや対トリルで強かった。

のろいは結局一度も使わなかったので変えてもいいが、ほかに欲しいと感じた技も特になかったので、強力な勝ち筋になり得るのろいを採用した。

持ち物はトリル下のモロバレルコータスの催眠技や、しっとのほのお・ねっとうによるやけどがうっとうしいのでラムのみ。

 

4.選出

選出パターンは20種類以上あるため、主なものだけ紹介する。

①先発f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plain 後発f:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainor f:id:crobat:20200807125736p:plain

基本選出。相手にドラパルトがいるときは大体この選出。後発はガオガエンのほうが安定感があるが、相手にみずタイプがいるときはパッチラゴンを出すことが多い。

 

②先発f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plain 後発f:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plain

ミロカロスの刺さりが悪い時や、行動保障のあるパッチラゴンを先発させたいときにする選出。


③先発f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200807125452p:plain 後発f:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainor f:id:crobat:20200531115859p:plain

先発ですばやさ操作が必要ない場合にする選出。初手のパワーが高い。

 

④先発f:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125736p:plainor f:id:crobat:20200807125452p:plain 後発f:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainor Pokémon-Icon 450.png

選出を決めるのが難しい不利な相手にする選出。トゲキッスの先発ダイマトゲキッスを一度引いて再度繰り出して後発ダイマ、トリルからのカバルドンダイマなど状況に合わせた動きができる。

 

⑤先発f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plain 後発Pokémon-Icon 450.pngf:id:crobat:20200807125656p:plainor f:id:crobat:20200531121303p:plain

対セキタンザン・対ドラミドロ・対トリルパでする選出。

 

⑥先発f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plain 後発Pokémon-Icon 450.pngf:id:crobat:20200807125656p:plainor f:id:crobat:20200531121303p:plain 

対晴れパ・対ラプラスでする選出。

 

対面パ同士の対戦とは異なり、こちらはサイクルパであるため、選出択になることは少なく、どのポケモンが必要でどのポケモンが必要でないかを時間をかけて考えれば自然と4匹決まるようにはなっていると思う。

ただ1分30秒の選出時間で最適な選出を見つけ出すのは難しい。選出の段階で立ち回りまで考えなければ最適な選出は選べないし、対戦中も一つでもプレイングミスをすると負けにつながる(逆にミスをしなければかなり高い確率で勝てる)ので、毎ターンごとにとても頭を使う。使っていて疲れる構築なので、この記事を参考に構築を考えるのはあまりお勧めしない。僕の場合は、少しM気質なところがあるので、その大変で疲れるところが楽しいと思っていて、他の楽に勝てる構築よりこの構築が好きだけど、そんな人は少ないよね。。?

 

5.結果

f:id:crobat:20200901230256j:plain

ランクバトルシーズン9 ダブル最終77位 レート1941

最終日に使い始めた構築なので、成績はこの構築のみによるものではないけど、レート1750・1000位前後からこの構築を使って順位を上げた。勝率は9割を超えていたので、もう少し潜ればさらに上位が狙えた可能性はあったけど、15戦対戦して疲れたのと深夜はプレイングミスをしやすいので撤退した。

 

6.おわりに

対面パばかりの環境で火力を上から押し付けあうことだけがダブルバトルではないと思うので、このようなディフェンシブなサイクル構築にも興味をもつ人が増えてくれたら嬉しいです。

今回の構築記事は前回とはかなり異なる形で書きました。前回は分かりやすさを重視してコンパクトにまとめた(つもりな)のに対して、今回はだらだら思ったことを書いていきました。今後の参考にしたいので、どちらのほうが好みかコメント欄やTwitterのリプライ等で一言でもいいので意見・感想を送っていただけると嬉しいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

 

7.おまけ

このあとは「構築記事」を書くときに考えていることについて書きます。

 

「行間を読む」という言葉があります。「行間を読む」とは、文章に文字では書かれていない隠れた意味を読み取るということです。

 

構築記事を書くときに、自分の書きたいことをとりあえず連ねていくと、僕の場合とんでもない文字数になります。実際にはそこから大きく文章を削ってまとめたものを公開しています。しかし、もともと書きたかったこと・伝えたいことをただ削るのはもったいないです。そこで、残した文章にもともと伝えたかったことの要素を含めることで、文章を読んだ人がものすごく深読みをすれば削った文章を察することができるように意識して書いています。

 

例えば、usumウルトラルールで使った構築のカイオーガの採用理由は以下の通り書きました。

「4世代伝説ルールからのイメージで最強のポケモンだから

何を言ってるんだこいつはと思われるでしょう。適当すぎると。しかしこの一文には削られた前後の文章の要素が含まれています。

  • 4世代伝説ルールにおいて、スカーフカイオーガは非常に強かった。
  • スカーフカイオーガは、天候を雨に変えることができ、超高火力の範囲技であるしおふきを先制して使えるからである。
  • しかし、6世代でゲンシグラードンが登場して、通常カイオーガあめふらしではおわりのだいちによる天候おおひでりを変えられなくなった。ゲンシカイオーガも登場したが、グラードンは天候おおあめでもメインのじめん技が使えるが、カイオーガは天候おおひでり状態では非常に弱い。
  • 6世代ではレックウザと並べるオーガレックが世界大会で優勝したものの、7世代ではグラードン軸が世界大会でも優勝し、カイオーガ最強のイメージをもつ人は少なくなった。実際、オーガレックを使っている人でもメインはレックウザという人が少なくなかった。
  • それでも天候あめ(おおあめ)状態で、通りの良いみずタイプの超高火力のしおふきやこんげんのはどうを使えれば最強であることに変わりはない。体力満タン雨しおふきは全ポケモンの中でも最高クラスの火力を誇る。
  • つまり、カイオーガグラードン・ゼルネアス・レックウザネクロズマなどの他の伝説ポケモンより下だと思われることがあるが、僕はいまだに最強であると考えている。なぜなら、通りの良い超高火力の範囲技を使うことにおいて、このポケモンの右にでるものはいないと思っているからである。

最後の太字の部分が伝えたかったことです。これを察しろというのは無理ですね。

 

今後も構築記事などを公開することがあると思いますが、ぜひ「行間を読む」ということを意識して読んでいただけると新たな発見があるのではないかと思います。

【日本一決定戦2020 本戦】チームダイ

1.はじめに

こんにちは、コウです。

今回は日本一決定戦本戦で使った構築の紹介をします。

構築名はバンバドロのニックネーム「ダイ」から取りました。このバンバドロは、ランクバトルs1、s2、s4の構築でも使っていた、思い入れのあるポケモンです。

 

2.コンセプト

(以下常体)

先発のミロカロス・パッチラゴン・サマヨールで形をつくり、後発ダイマックスエースのトゲキッスバンバドロを展開する。

f:id:crobat:20200807124707j:plain
 (追記:レンタルチームは削除しました)

3.結果

日本一決定戦本戦 8-4 最終1555 28位

f:id:crobat:20200807232348j:plain

 

4.構築経緯

初手ダイマックス構築はあまり使ったことがなく、使いこなすにはかなり立ち回りの練習が必要だが、そんな時間はないので却下。ということで、後発ダイマックス構築に決めた。

 

後発ダイマックスのエースは、すばやさを上げられて通りが良いダイジェットをタイプ一致で使えるポケモンが良い。ダイマックスをしなくても強いポケモンを採用したほうが構築の柔軟性が増すため、トゲキッスf:id:crobat:20200531121303p:plainに決めた。

 

先発としては、おいかぜやダイジェットを使ってすばやさ有利をとる構築が環境に多いため、トリックルームを覚えるポケモンが良い。そこで耐久が高く、相手に使われると嫌なサマヨールf:id:crobat:20200531115859p:plainを採用した。

 

サマヨールと並べる先発としては、特性かちきによってとくこうを下げられることなく常に安定した火力を出せるミロカロスPokémon-Icon 350.pngを採用した。サマヨールが苦手なダイホロウやダイアークを牽制できるのも良い。大会では、ガオガエンウインディを使って盤面をコントロールする構築が多いと予想し、ミロカロスは刺さると思った。

 

次にトゲキッスとともに後発で選出するポケモンとして、先発のミロカロスが苦手なゴリランダーに受けだしができるガオガエンPokémon-Icon 727.pngを採用した。いかく+ねこだまし+まもるによって相手のダイマックスターンをしのぐことができて、火力も高い。

 

この4体だとラプラスが重く、相手のみずタイプへの有効打が少ないため、先制すれば超火力のでんげきくちばしを使えるパッチラゴンPokémon-Icon 880.pngを採用した。みずタイプに対してはゴリランダーも強いが、みずタイプと一緒にガオガエントゲキッスが選出されることが多いため、パッチラゴンのほうが良いと考えた。

 

最後にほのお・でんき・どく・いわタイプのダイマックスエースに対して、トゲキッスが不利であるため、それらに強いバンバドロPokémon-Icon 750.pngを第2のエースとして採用した。バンバドロは、自身と味方の耐久をダイアースやダイスチルで上げることで、ダイマックスターンが切れたあとも高い耐久を維持できるのが強い。

 

5.戦略

これからの部分が今回の構築記事で最も伝えたい内容です。他の出場者との構築の完成度の差を埋めるために考えた戦略を紹介します。

 

7月24日。他の出場者が7月の初めからさまざまな構築を試し、ランクバトルなどで練習する中で、プレイングミスの多い僕がこれから1週間で作った構築で勝てる確率は低い。普通にやったら負ける。何か独特な策を講じた構築をつくろうと思った。

 

そこで浮かんだのが、

選出誘導と行動誘導

シン・タンザンがわかりやすい例だと思うが、僕は強い圧力をかけて相手を誘導するような戦い方が好きだ。

日本一決定戦は予選の上位合計150人で競う大会なので、ダブルバトルの知識や経験が豊富で、構築もプレイングもレベルが高いプレイヤーばかりが参加する。そのため、選出誘導や行動誘導をするのにはもってこいである。今回仕込んだ誘導は以下の通り

 

  1. ガチトリル構築だと思わせる
  2. サポート要員に見えるトゲキッスf:id:crobat:20200531121303p:plain
  3. 初手ミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainダイマックスを警戒させる
  4. ゴリランダーPokémon-Icon 812.pngの選出誘導
  5. いかく要員を後発に選出させる誘導

 

1はどう見てもトリックルームに見える6体を採用しているため、対トリックルーム軸の動きを誘導できる。

2はエースっぽいポケモンが、ミロカロス、パッチラゴン、バンバドロといるため、トゲキッスエースだと読まれにくい

3は初手ミロカロスサマヨールという基本選出が、INCFebruaryでカ・エールさんが使っていた、いのちのたまミロカロスダイマックスする動きを警戒させられる。

4はミロカロスバンバドロが相手視点ではエースに見えるため、ゴリランダーを選出したくなる

5は特性かちきのミロカロスがいることで、先発にウインディガオガエンは出しにくい。しかし、パッチラゴンを止めるためにはいかくがないと厳しいため、基本的に後発に置かれる。

 

もう一つ勝つための戦略として考えたことが、

相手が想定しない技

を構築に組み込むことである。

それはミロカロスf:id:crobat:20200807125452p:plainひかりのかべバンバドロf:id:crobat:20200807125838p:plainねむるである。

 

ミロカロスひかりのかべバンバドロのねむるは、有効に決まれば直接勝ちに結びつく可能性がある技であり、相手から見えにくい勝ち筋や動きがあるのは強い。実際に大会では、それぞれ4回ずつ使う機会があり、これらの技を使った4戦はいずれも勝っている。

 

6.個体解説

便宜上、H:HP, A:こうげき, B:ぼうぎょ, C:とくこう, D:とくぼう, S:すばやさとする。

f:id:crobat:20200807124809j:plain

  • 実数値 202-72-99-158-145-110
  • 努力値 252-0-0-188-0-68
  • 性格補正 C↑ A↓

Sは+1でウインディミミッキュ・ウーラオス抜き。ガオガエンをほぼ確実に抜けて、イエッサンと被りにくいラインにした。もともとS無振りだったのを大会当日の朝に変えた。物理耐久はいのちのたまリベロA特化エースバーンのとびひざげり75%耐え。

持ち物は行動回数を増やすために回復きのみ。たべのこしだとすぐに持ち物がバレてしまうのが嫌で、オボンのみはガオガエンに取られていた。

<技の採用理由>

 <不採用技> 

  • じこさいせい:攻撃技が通る場面ではコンセプト上そっちが優先で、通らない相手にじこさいせいで居座ると放置されるから不採用。

 

f:id:crobat:20200807124829j:plain

  • 実数値 147-75-187-80-163-27
  • 努力値 252-0-156-0-100-0
  • 性格補正 B↑ S↓

A252振りいのちのたまドラパルトの物理ダイホロウを少し余裕をもって耐える。フシギバナコータスを意識してとくぼうにも振った。

<技の採用理由>

  • ナイトヘッド:安定して相手を削れる。
  • いたみわけ:実質的な回復技。残数不利にならない+相手を削るコンセプトにも沿う
  • てだすけ:主にトゲキッスをサポートして上からワンパンするため。遅いサマヨールを非トリル下で活躍させるために先制技が欲しかった。
  • トリックルーム:構築経緯に書いた。

 <不採用技>

  • くろいきり:一見相性が悪そうなバンバドロと相性が良い。トリックルーム下で、相手の能力上昇や味方の能力下降を打ち消してからダイアースやダイスチルを使うのが強い。しかし、メインエースのトゲキッスをサポートするてだすけのほうが重要だと思い、大会前日の夜に変えた。この変更は成功だった。

 

f:id:crobat:20200807124856j:plain

  • 実数値 173-63-115-189-135-120
  • 努力値 100-0-0-252-0-156
  • 性格補正 C↑ A↓

Sは+1で聖剣士・ゲンガー抜き。

持ち物はCを下げられたり壁を貼られたりしても、特性きょううんと合わせて50%の確率でそれを無視して急所に当てられるピントレンズ。いのちのたまやじゃくてんほけんも試したが、能力を下げられるだけで相手を倒せなくなるのが嫌だった。大会当日の深夜のランクバトルで、壁構築に勝てなかったのが決め手になった(その時点ではじゃくてんほけん)。

<技の採用理由>

 <不採用技>

 

f:id:crobat:20200807124911j:plain

  • 実数値 202-176-111-90-116-82
  • 努力値 252-196-4-0-44-12
  • 性格補正 A↑ C↓

Sは+2でミミッキュ抜き。Dはなんとなく少し振りたくなった。

持ち物は確定数を変えるためにオボンのみミロカロスよりHP管理がシビアなのでこっちを優先。

<技の採用理由>

 <不採用技>

  • すてゼリフ:サイクル戦で強い技であり、採用したかったが、4つの技はどれも絶対に外せなかった。

 

f:id:crobat:20200807124929j:plain

  • 実数値 178-167-111-90-92-113
  • 努力値 100-252-4-0-12-140
  • 性格補正 A↑ C↓

Sは準速ラプラスアシレーヌ抜き。準速バンギラス抜きにするべきだった。

持ち物はエルフーンラプラスのおいかぜ+キョダイセンリツで倒されないように、きあいのタスキ

<技の採用理由>

  • でんげきくちばし:メインウェポン。
  • ドラゴンクロー:くさタイプやドラゴンタイプへの打点。
  • 10まんばりき:ジバコイルへの打点。
  • まもる:相手のダイマックスターンをしのぐ。

 <不採用技>

  • ちょうはつとでんじは:先発で相手の行動を妨害できる。後発で選出することを意識して技範囲を広げようと思い、当日の朝にドラゴンクローと10まんばりきに変えた。この変更は失敗だった。

 

f:id:crobat:20200807124942j:plain

  • 実数値 207-194-120-70-106-36
  • 努力値 252-252-0-0-4-0
  • 性格補正 A↑ S↓

持ち物はダイマックス中のやけど・ねむりで機能停止するのが嫌なのでラムのみ

<技の採用理由>

  • 10まんばりき:メインウェポン。
  • ヘビーボンバー:トゲキッスやゴリランダーへの打点でダイスチルの元技。相手のダイマックスポケモンにはがね技を使う場面はほぼないのでヘビーボンバー。
  • ボディプレス:特性と相性がよく、こうげきが下がっても安定して相手を削れるので終盤に強くなる。
  • ねむる:回復技。バンバドロで相手を詰ませることや、ターン稼ぎに有効。

<不採用技>

 

7.日本一決定戦本戦の対戦レポート

今回の構築は選出パターンが多いため、実際の大会の対戦を紹介することで、選出や立ち回りの説明の代わりにします。選出以外はメモを残していないので、もしかしたら記憶違いがあるかもしれません。

(*左2体が先発で、アイコンが大きいポケモンダイマックス)

第一戦 負け

f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainPokémon-Icon 131g1.pngPokémon-Icon 598.png
序盤、相手のトリル始動からラプラスを着地させられたところまでは厳しかった。ただ、トリルターンとラプラスダイマターンは、ガオガエンの守るを使って最小限の被害でしのげた。しかし終盤に、パッチラゴンをダイマックスさせる、サマヨールがてだすけを使わないという2つの大きなプレイングミスをして、最後はほろびのうたで負けた。

 

第二戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125736p:plainPokémon-Icon 474.pngPokémon-Icon 035.pngf:id:crobat:20200807125656p:plainPokémon-Icon 186.png

初手ダイマポリゴンZに一撃でミロカロスを倒されるが、サマヨールトリックルームは成功した。パッチラゴンの圧力で、この指とまれやダイウォールを使わせて相手のダイマターンをしのぎ、トゲキッスを通す展開になった。最後はこちらもダイマックスが切れてどれだけ急所に当てられるかという勝負になり、半分くらいは急所に当てて勝ち。

第三戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200807125838p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainPokémon-Icon 706.pngf:id:crobat:20200807125656p:plainPokémon-Icon 423.pngPokémon-Icon 823.png

初手ダイマヌメルゴンひかりのかべでしのいで、トリックルームからバンバドロダイマックスさせた。しかし、ダイアースをうまくすかされ、アーマーガアにてっぺきを積まれる。バンバドロダイマックスが切れた後は、ねむるでアーマーガアのボディプレスを受けて、その間に横のポケモンナイトヘッドで削る展開になる。最後は、バンバドロを倒されて出したトゲキッスが、ガオガエンとアーマーガアの急所に当てて勝ち。

 

第四戦 負け

f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainf:id:crobat:20200807130038p:plainPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 887.pngPokémon-Icon 639.png

先発で完全に出し負けた時点で勝負あり。ドラパルト交換読みでDDラリアットを使うか迷ったが押せなかった。そこが唯一の勝ち筋だった。ダイマドラパルトとテラキオンに押し切られて負け。

 

第五戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125736p:plainPokémon-Icon 461.pngPokémon-Icon 730.pngf:id:crobat:20200807130038p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plain

PJCS二連覇中のカ・エールさんとの対戦。先発は迷った末にミロサマヨを出した。初手うそなき+珠ダイストリームを、ひかりのかべの効果でサマヨールが耐えたのが大きかった。トリックルームはせず、相手のダイマターンをしのいだ後、ダイマトゲキッスを通して勝ち。

 

第六戦 負け

f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainPokémon-Icon 248.pngPokémon-Icon 035.png

初手てだすけでんげきくちばしを選択したが、相手のいわなだれでパッチラゴンが怯んだ。ダメージ量からパッチラゴンとバンギラスが同速だと考え、2ターン目も同じ行動を選択した。今度はパッチラゴンが先に動いたが、でんげきくちばしを外して負け。裏はおそらくフシギバナコータスなので、バンギラスさえ倒せば勝てると思っていたが、そもそもパッチラゴンが準速バンギラス同速だったのが敗因

 

第七戦 負け

f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125838p:plainPokémon-Icon 547.pngPokémon-Icon 131g1.pngf:id:crobat:20200807125656p:plainPokémon-Icon 598.png

初手で相手は両交換で、こちらはトリル始動。相手ラプラスダイマターンを最小限の被害でしのいだ後、ラプラス方向に使ったでんげきくちばしが交換で出てきたガオガエンに外れた。当てれば絶対に勝ちだった技を外したことと、前の対戦のこともあって動揺してしまった。その結果、ダイマックスを切れるタイミングで切らずに負けるという最悪のプレイングミスをした。

 

第八戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainPokémon-Icon 479b.pngf:id:crobat:20200808190448p:plainPokémon-Icon 887.pngf:id:crobat:20200807125656p:plain

初手でロトムにわるだくみを決められた上に、こちらのトゲキッスよりもロトムが速いことがほぼ確実になった。トリックルームはちょうはつされて使えないので、ねこだまし+ダイジェットを使える盤面をつくることを考えた。サマヨールが倒されそうなターンにミロカロスガオガエンに交換してそれを実現した。その後はダイジェットでミロカロスを加速して、最後はミロカロスで3タテして勝ち。

 

第九戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200807125838p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainPokémon-Icon 764.pngPokémon-Icon 131g1.pngPokémon-Icon 479a.pngf:id:crobat:20200807130038p:plain

初手ダイマラプラスを上手く通された上に、サマヨールロトムのトリックでこだわりメガネを渡されてトリックルームで技が固定されてしまう厳しい展開になった。しかし相手のラプラスハイドロポンプを外しガオガエンロトムかみなりで麻痺したことで状況が好転した。ガオガエンはトリル下でラプラスより先に動けるようになり、バンバドロのダイナックル+DDラリアット集中でラプラスを倒せた。最後はロトムサマヨールの1対1になってギリギリ勝ち。

 

第十戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125736p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200807125838p:plainf:id:crobat:20200807125452p:plainPokémon-Icon 547.pngPokémon-Icon 131g1.pngPokémon-Icon 700.pngf:id:crobat:20200807125656p:plain

初手ダイマラプラスに対してトリックルームを決めて、どのポケモンも倒されずにダイマターンをしのいだ。その後、ミロカロスれいとうビームニンフィアが凍り、全く溶けなかったのでこちらはダイマックスを切らずに勝ち。ダイマバンバドロを通すためにラプラスを倒すことを意識していた。

 

第十一戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200531121303p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainPokémon-Icon 887.pngPokémon-Icon 639.pngPokémon-Icon 591.pngPokémon-Icon 059.png

初手ダイマドラパルトがダイジェットをミロカロスに、こちらはてだすけれいとうビームをドラパルトに選択。その後は、まもるや交換で相手のダイマターンをしのぎ、トゲキッスダイマックスさせた。しかし、バコウのみを失念してモロバレルへのダイジェットをてだすけしなかったため、トゲキッスがキノコのほうしで眠らされた。負けたと思ったが、チョッキ(だと思う)ウインディに使ったエアスラッシュ急所+怯みを引くなど、強運を発揮して勝ち。

 

第十二戦 勝ち

f:id:crobat:20200807125452p:plainf:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200807125838p:plainf:id:crobat:20200807125656p:plainf:id:crobat:20200219135025p:plain f:id:crobat:20200531115859p:plainf:id:crobat:20200602015104p:plainf:id:crobat:20200602015036p:plain

2ターン目に相手にトリル始動された。バンバドロ先にダイマックスさせて相手3体を倒し、ドサイドンの後発ダイマックスをねむるなどでしのいで、サマヨールナイトヘッドで倒して勝ち。

 

8.おわりに

来年のPJCS出場権の獲得ラインである上位50位に入ることができて嬉しいです。しかし、自信の持てる構築を作れず、今年の王者決定戦出場権を狙うことすらできなかったという悔しい気持ちもあります。あまりランクバトルには向いていない構築かもしれませんが、興味があればレンタルパーティを使ってみてください。ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

 

最後に、サマヨールをくれたナツメグさん、ありがとうございました!

【s7ダブル】バイバニラマタドガス

1.はじめに

こんにちは、コウです。

今回はs7ダブルで使ったバイバニラマタドガスという並びの紹介をします。

前半はこの2体の並びの考察、後半はs7ダブルで最終54位の構築の紹介をします。

 

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目次

 

前半 バイバニラマタドガスの紹介 

2.マタドガス(ガラルのすがた)

(以下常体)

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僕がマタドガスを初めて使ったのは2019年12月。

バンバドロ軸の構築を考えていて、特性ふゆうのロトムに対してバンバドロのじめん技を通すためにマタドガスを採用した。

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この構築を使ってs1とs2では最終69位という結果を残すことができた。

 

s2からは、ドラパルトやインテレオンのダイジェット+最速マタドガスで、相手の最速エルフーンを50%の確率(こだわりスカーフマタドガスであれば100%)で行動させずに倒す動きが少しずつ増えてきた。

s3からは、エルフーンより速いポケモンのこごえるかぜやダイアタック+マタドガスで、エルフーンを確実に行動させずに倒す動きも出てきた。

*すばやさ(S)関係は、S+1最速マタドガス=最速エルフーン、最速マタドガス>S-1最速エルフーン

INC Februaryでは、僕が当時Twitterでフォローしていたダブル勢約100人のうち4人がインテレオン+マタドガスを使っていた。

 

しかし、s4でキョダイラプラスフシギバナアシレーヌが解禁されて、インテレオンが相対的に弱体化すると同時にマタドガスもあまり使われなくなった。マタドガス自体もとくぼうが低いため、特殊エースの解禁は逆風だった。

 

僕がマタドガスを再び使ったのはs5の最終日。セキタンザン軸を使っていてエルフーンやオーロンゲ入りの相手が厄介だったため、インテレオンとともに採用した。s2以来の最終2桁(76位)に入ることができた。

s6でもセキタンザン軸の裏選出としてマタドガスを使った。このとき初めてバイバニラと組み合わせて使った。

crobato.hatenablog.com

 

そしてs7を迎えた。

 

3.バイバニラマタドガスf:id:crobat:20200531114007p:plainf:id:crobat:20200531101403p:plain

もしバイバニラマタドガスを相手が先発させてきたらどう思うか?

「あれ?あられが降らない?ああ、かがくへんかガスがあるからか。でも味方のゆきふらしまで消しちゃっていいの?はがね一貫してるし、なんとなく弱そう。」

第一印象はこんな感じかなと思う。

 

ただ、バイバニラの持ち物がこだわりスカーフだと知れば、インテレオンマタドガスやドラパルトマタドガスを知っている人には意図がわかると思う。

 

バイバニラマタドガスとは…

こだわりスカーフf:id:crobat:20200531114007p:plainのこごえるかぜ+かがくへんかガスf:id:crobat:20200531101403p:plainで行動順に影響する特性を無効化

常にすばやさ関係で有利を維持する先発である

 

4.長所

①すばやさ関係で有利になる

採用理由であり、一番の長所であり、この組み合わせのすごいところ。

具体例をあげて紹介していく。

 

【対エルフーン

  1. エルフーンの特性いたずらごころを無効化して、こだわりスカーフバイバニラエルフーンの行動より先にこごえるかぜを使える
  2. こごえるかぜの効果でエルフーンのすばやさが下がると、そのターンからマタドガスエルフーンより先に行動できるようになる(最速マタドガスはS-1最速エルフーンより速いため)

つまり、エルフーンきあいのタスキを持っていてもこごえるかぜ+ヘドロばくだんで行動させずに倒せるので、相手のおいかぜを防げる

 

【対ドラパルト】

ドラパルトの特性クリアボディを無効化して、先行こごえるかぜですばやさを下げられる。

 

【対ダイジェットエース】

先行こごえるかぜでダイジェットのすばやさ上昇を打ち消せる

ちなみに先制技でバイバニラを倒しながらダイジェットをされるとすばやさ上昇を許してしまうが、ゴリランダーのグラスメイカ、エースバーンのリベロローブシンてつのこぶしは無効化できるため、強力な先制技は被弾しにくい。

 

【対バンギラスドリュウズ

バンギラスの特性すなおこしドリュウズの特性すなかきも無効化して、こごえるかぜを先に使ってすばやさを下げられる。

【対コータスフシギバナ

コータスの特性ひでりフシギバナの特性ようりょくそも無効化して、上と同様。

 

②効率良く相手にダメージを与えられる

メイン戦術で使うこごえるかぜの威力は55である。追加効果は優秀だが威力は低い技という印象が強い。しかし、この威力はシングルバトルでのものである。

 

ダブルバトルでのこごえるかぜの実質的な威力は約82である。

*そもそもダブルバトルでは、相手2体を攻撃する技の威力は0.75倍される。しかし2体を攻撃するため、(元の威力)×0.75×2で実質的な威力は元の威力の1.5倍である。

こごえるかぜの場合、相手1体に対する威力は約41で、2体を攻撃するため実質的に82だといえる。

これは同じこおりタイプ技でよく使われるフリーズドライをしのぐ威力であり、高いとはいえないが低くはない。

 

マタドガスはタイプ一致でマジカルシャインが使える。これも相手2体を攻撃する技なので、実質的な威力は120である。

 

このような相手2体を攻撃する技と自分以外を攻撃するじしんなどを含めて一般的に範囲技と呼ぶ。範囲技は実質的に元の威力の1.5倍であることに加えて、まもるやこのゆびとまれなどの特定のポケモンへの攻撃を防ぐ技を使う相手にも有効である。

バイバニラマタドガスは、単体攻撃の高火力技は覚えないが、範囲技を使って効率的にダメージを与えることができるため、後発のエースが簡単に相手を倒せるようになる。

 

③相手のプランを崩せる

これこそがかがくへんかガスマタドガスの真骨頂。

s7使用率上位のポケモンを例にあげて紹介する。

 

1位トゲキッスきょううんを無効化するため、急所に当てられる可能性が低い。てんのめぐみを無効化するため、エアスラッシュの怯みなどの追加効果を引きにくい。

2位エースバーン:リベロを無効化するため、ほのお技以外の被ダメージを抑えられる上に、こちらが攻撃するときにタイプ変化を考慮しなくていい。

3位エルフーンいたずらごころを無効化する。詳しくは①に述べた通り。

4位ドラパルト:クリアボディを無効化するため、能力を下げられる。

5位サマヨール:道具をおみとおしされない。

6位バンギラスすなおこしを無効化するため、天候が砂嵐にならず、砂嵐のスリップダメージや厄介なとくぼう上昇がない。

7位ゴリランダー:グラスメイカを無効化するため、くさ技の威力上昇がなく、グラススライダーを先制で使えない。

8位ドリュウズすなかきを無効化するため、砂嵐下でもすばやさ上昇しない。

9位ガオガエンいかくを無効化するため、味方のこうげきを下げられない。

10位アシレーヌうるおいボイスを無効化するため、ハイパーボイスがノーマル技のままである。

11位ミロカロスかちきを無効化するため、躊躇せずにこごえるかぜなどで能力を下げられる。

12位ウインディいかくを無効化するため、味方のこうげきを下げられない。

13位ローブシンてつのこぶしを無効化するためパンチ技の威力が上がらない。こんじょうを無効化するため、かえんだま持ちはやけどによって攻撃が下がる。

14位イエッサン:サイコメイカを無効化するため、エスパー技の威力上昇がなく、ワイドフォースを範囲技として使えない。先制技が自由に使える。

15位ウォッシュロトムふゆうを無効化するため、じめん技が効果抜群。

16位ラプラスちょすいを無効化するため、みず技でもダメージを与えられる。

17位フシギバナようりょくそを無効化するため、晴れ下でもすばやさ上昇しない。

18位コータスひでりを無効化するため、天候が晴れにならず、ほのお技の威力上昇や、みず技の威力半減が起こらない。

19位ジュラルドン:すじがねいりを無効化する。

20位ミミッキュばけのかわは無効化されない。

 

 

その他

ウオノラゴンのがんじょうあごニンフィアフェアリースキントリトドンよびみずカビゴンくいしんぼう、セキタンザンのじょうききかんウォーグルまけんき、アーマーガアのミラーアーマー、ピッピのフレンドガード、パッチラゴンのはりきりヒヒダルマごりむちゅうペリッパーあめふらし、ストリンダーのパンクロックの無効化も非常に有効である。

 

使用率上位には特性が採用理由であるポケモンが多く、ほとんどのプレイヤーは特性が発動することを前提に構築を組んでいる。そのため、特性が発動しなければ事前に考えたプラン通りにはならない。

相手の特性を消すことで相手の強みを消せるため、火力や耐久が中途半端なマタドガスでもダメージレースで不利にならない。

 

5.短所

火力が足りない。耐久を上げるダイアースやダイスチルを相手に使われやすい。

攻撃的な相手には強いものの、相手の先発が耐久が高いポケモンや耐久を上げるポケモンだとダメージレースで不利になりがちである。

 

6.バイバニラの採用理由

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こごえるかぜを覚えて、こだわりスカーフを持たせてドラパルトを抜けるポケモンは、シリーズ4で使えるポケモンの中で30匹以上いた。その中でバイバニラを採用した一番の理由は、こごえるかぜを使ったときに相手に与えるダメージ量が最も大きいからである。

 

なぜこごえるかぜに威力を求めるのか?

バイバニラマタドガスは、すばやさ関係で有利を維持することで、後発のエースが相手に先行して攻撃できるようにする先発である。しかし、仮に相手にほとんどダメージを与えられていない状態で後発のエースを出すことになれば、すばやさ関係では有利でも状況としては不利である。

つまり、先発2体で相手に多くダメージを与えることはとても重要である。特にこごえるかぜを連打するポケモンの火力が低いと放置されてしまい、実質2対1で戦うことにもなりかねない。

 

後半 s7ダブルの構築紹介

7.構築の概要と結果

ここからはs7ダブルで最終54位となったバイバニラマタドガス入りの構築紹介。やっとここまできたということで、良かったらもう少し付き合ってください。

 (追記:レンタルチームは削除しました)

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先発バイバニラマタドガスから展開して、後発のダイマックスドラパルトとハチマキウインディで相手を一掃していく。対トリックルーム構築やバイバニラマタドガスの先発を出す意味がない相手には、アシレーヌナットレイを含めた柔軟な選出をする。

 

結果

s7ダブル 最終レート1913 最終54位

日本一決定戦予選 最終レート1735 最終180位

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8.構築経緯

バイバニラマタドガスの先発で序盤を有利に進めて、後発のダイマックスエースを通す構築を組みたいと考えたため、バイバニラマタドガスは採用確定。

 

エース枠としては、すばやさが相手のダイマックスエースより速く、すばやさ有利を維持するためにダイジェットを使えるポケモンが適していると考え、ドラパルトを採用した。

 

ドラパルトとともに後発から出すサブアタッカーとしては、削れた相手を倒していくスイープ能力が高いポケモンが適していると考え、ウインディを採用した。ウインディは、ドラパルトのダイホロウと相性がよく、先制技のしんそくも強い。

 

残り2枠は、ここまでの4体で対応できないトリックルーム軸やキョダイラプラス軸などの相手に出すポケモンとして、アシレーヌナットレイを採用した。

この2枠の条件は、トリックルーム下のラプラスアシレーヌドサイドン、ブリムオンなどのエースに対して強く、トリックルーム軸によく採用されるトゲキッスやイエッサンに対して弱くないポケモンであること。

アシレーヌナットレイを採用したのは、なんとなくドラパルトウインディと相性が良さそうで使い慣れているポケモンだから。

 

ドラパルトウインディアシレーヌナットレイの採用理由は決め手に欠けており、この4枠はいずれも考察不足である。シーズン最終2桁という結果は残せたが、構築の完成度はあまり高くないと思う。

 

9.個体紹介

H:HP、A:こうげき、B:ぼうぎょ、C:とくこう、D:とくぼう、S:すばやさと表記する。

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  • 性格 おくびょう
  • 努力値 H4 C252 S252
  • 実数値 141-95-140-137-90-123

この構築の肝。かがくへんかガスはものすごく強い。今回はこのポケモンが場に残ることが大切なので、きあいのタスキを持たせた。ねっぷうはなくてもいいけど、ほのお技がないと使いにくい印象がある。

 

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  • 性格 おくびょう
  • 努力値 H4 C252 S252
  • 実数値 146-95-105-162-115-144

ふぶきを使わなくてもバイバニラは強い。こごえるかぜの蓄積ダメージは意外と大きい。

 

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  • 性格 ようき
  • 努力値 H172 A252 S190
  • 実数値 185-172-95-108-95-190

エースバーンより速いアタッカー。バイバニラマタドガスの後発エースとしては強かったが、基本選出以外ではあまり活躍しなかった。うっぷんばらしはやめてほしい。

 

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  • 性格 ようき
  • 努力値 H4 A252 S252
  • 実数値 166-162-100-108-100-161

こだわりハチマキウインディは初めて使ったが、強かった。ドラパルトのダイホロウと合わせてごり押しで相手を倒せる。

 

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  • 性格 ひかえめ
  • 努力値 H252 B140 C76 S36
  • 実数値 187-76-112-171-136-85

めいそうアシレーヌトリックルーム軸に対して強かった。物理耐久ラインは、いのちのたまエースバーンのダイジェット耐え。なぜか努力値が余ってることに記事を書いていて気づいた。

 

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  • 性格 ゆうかん
  • 努力値 H252 A252 B4
  • 実数値 181-160-151-66-136-22

みずタイプに困ったらとりあえずナットレイトゲキッスやイエッサンに強くするためにオッカのみを持たせた。

 

10.選出

①基本選出

先発f:id:crobat:20200531114007p:plainf:id:crobat:20200531101403p:plain

後発Pokémon-Icon 887.pngPokémon-Icon 059.png 

トリックルームを使うポケモンがいなければ大体この選出。ほとんど交換はせず、バイバニラマタドガスが倒れたらドラパルトを出す展開が多い。先発2体のうちできればバイバニラが先に倒れてほしい。(シン・タンザンの裏選出の場合はマタドガスが先に倒れてほしかったのでそこは後発2体次第)

 

バイバニラマタドガスを出さない

先発f:id:crobat:20200709221440p:plainf:id:crobat:20200531100932p:plainまたはf:id:crobat:20200709222002p:plainf:id:crobat:20200531100932p:plain

後発f:id:crobat:20200709222002p:plainPokémon-Icon 598.pngまたはf:id:crobat:20200709221440p:plainf:id:crobat:20200709222944p:plain
バイバニラマタドガスを出しにくいトリックルーム軸やラプラス軸に選出する。基本選出の次に多い選出。

 

マタドガス入り

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後発f:id:crobat:20200709222002p:plainf:id:crobat:20200531100932p:plain

マタドガスのかがくへんかガスは有効にはたらくが、バイバニラは出しにくいセキタンザン軸や一部のスイッチトリル軸などの相手に対する選出。ドラパルトが初手ダイマックスする。

 

バイバニラ入り

先発f:id:crobat:20200709221440p:plainf:id:crobat:20200531114007p:plain

後発f:id:crobat:20200709222002p:plainf:id:crobat:20200531100932p:plain

ドラパルトバイバニラの先発で押していけそうな相手に選出する。

 

11.おわりに

バイバニラマタドガスの並びは想像より強かったです。あまり完成度が高くないこの構築でも最終2桁を達成できたので、周りの組み合わせをよく考えればもっと勝てると思います。この記事を読んでマタドガスに興味をもってくれる人が増えたら嬉しいです。ここまで読んでくださりありがとうございました!